アイ・オー・データ機器とロジテックは5日、両社のコラボレーション企画による無線LAN製品のセットモデルを発表した。アイ・オー・データ機器の地デジチューナー「テレキング」とロジテックの無線LANルータ「LAN-W300NDTV」をセットで提供する。8月上旬より発売し、価格は15,200円。
ロジテックの無線LANルータ「LAN-W300NDTV」は、最大転送速度300Mbps(理論値)のIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応。これに、アイ・オー・データ機器の地デジチューナー「テレキング」(GV-MVP/FZ-LO)を組み合わせることで、iPhone/iPad/iPod touchからWi-Fi接続で地上デジタル放送(フルセグ)を視聴できる環境を提供する。「GV-MVP/FZ-LO」は、「LAN-W300NDTV」向けにカスタマイズされたもの。
「LAN-W300NDTV」のUSBポートに「GV-MVP/FZ-LO」を差し込み、TVのアンテナケーブルを接続。iPhoneなどに地デジ視聴専用アプリ「テレキング Mobile」をインストールすれば(AppStoreからダウンロード)、地上デジタル放送が視聴可能になる。
インターネット接続などの設定も、iOS端末やAndroid端末から行える。ただし地上デジタル放送の視聴はiOS端末のみとなり、「GV-MVP/FZ-LO」をPCで使用することはできない点に注意。
「LAN-W300NDTV」の主な仕様は、内蔵ダイボールアンテナが2本(送信×2/受信×2)、セキュリティがWPA2-PSK(AES) / WPA-PSK(TKIP) / WEP(64/128bit)、マルチSSIDやMACアドレスフィルタリングも設定可能。無線LANの接続機能はWPS。10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポート×4(うち1つはWANポート)、USB 2.0×1を備える。本体サイズはW24×D120×H145mm、重量は約180g。