ラフ・シモンズが、7月2日の午後、クリスチャン・ディオールの新デザイナー就任後初の作品をパリ・クチュール・ウィークで初披露した。
パリでジョン・ガリアーノの後任として同ブランドの新デザイナーに4月に就任して以来初めてとなるオートクチュールコレクションを披露したラフだが、V誌はこの初コレクションに対する評価として「ディオールの新たな夜明けになるでしょう。ラフ・シモンズが大好きです」とツイートを残している。
さらにファッションライターのデレク・ブラスバーグも「ディオールのショーが今ちょうど終わったんだ。最後の13分間は、ラフ・シモンズが1人で現代のオートクチュールの世界をガラっと変えてしまったんだよ。ブラボー!」とツイートを残し、かなりの好評価を得ている。
ラフは、今回のショー会場の壁を100万の白い花々で埋め尽くし、ブラックタキシードや薄いピンクのドレス、ペプラムドレスなどを披露。同ブランドの新デザイナー就任時に「僕は、モダンなディオールをつくりあげたいと考えているんだ。でもね、振り返って考えてみると、1947年から1957年の10年間のディオールは、すごく魅力的で、モダニティーがたくさん詰め込められているのが分かったんだ」と話していたラフだが、初のショーは大成功に終わったようだ。
なお、今回のショーには、マーク・ジェイコブス、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、ドナテラ・ヴェルサーチ、リカルド・ティッシなど豪華デザイナー陣の他、ジェニファー・ローレンス、オリヴィア・パレルモなども出席している。
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