7月3日、日立アプライアンスによるクリーナー新製品の記者発表が行われた。今回発表されたのは、サイクロン式と紙パック式のクリーナーで、4ブランドの計12モデルがラインナップ。価格はいずれもオープンとなっており、発売は7月21日から。各商品ならびに新開発の「スマートホース」採用による操作性の向上ほか、注目すべき点について紹介された。
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今回発売が発表された新商品のラインナップ |
まさに「プレミアムクラスのクリーナー」と呼ぶにふさわしい性能
カーボン繊維強化プラスチック「カーボンライト」による、ヘッドとパイプの軽量化は、昨年発表されたCV-SU7000を含む6モデルに採用され、累計30万台を越すヒットの要因となった。
この仕様を生かしつつ、さらに新開発の「スマートホース」を採用したのがプレミアムクラスのサイクロンクリーナー「2段ブーストサイクロン」シリーズ(全3モデル。推定市場価格6万円前後から。発売予定は7月21日)だ。
軽くてしなやかな「スマートホース」は、内径が36mm。その名のとおり、内径46mmの従来のホースの中にすっぽり収まってしまうほど細く、約17％も軽量化されている。そのため取り回しがより楽に、負担なく行えるようになった。
さらに潤滑剤入りの硬質樹脂により、摩擦抵抗も軽減。家具への引っ掛かりや家具下の掃除を行う際のホースの引きずりなども、より小さな力での操作が可能となっている。
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従来のホースの中から引き出されてのお披露目となった新開発の「スマートホース」 |
また、本体にもカーボンライトを採用することで、従来機種(CV-SU7000)に比べて軽量化を達成。さらにCV-SW7000、CV-SW5000の2モデルでは、吸込仕事率が従来品より10Wアップとなる470Wと、基本性能を強力にパワーアップさせながらも、運転音は53dBと、これまでの水準をキープしている。
エコを推進する同社だけに、きれいな排気のための対策も万全だ。独自のクリーン排気構造を採用したCV-SW7000、CV-SW5000の2モデルでは、高度な捕集性能を実現。IEC(国際電気標準会議)規格60312-1に準拠した測定で捕集率99.999％を誇る。
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高機能満載のプレミアムクラス機「CV-SW7000」 |
新登場の「小型軽量ながらハイパワー」なサイクロン
先述した「スマートホース」は、「2段ブーストサイクロン」シリーズの小型・軽量タイプ(全2モデル。推定市場価格4万5000円前後から。発売予定は8月25日)の最上位機種、CV-SW200にも採用されている。
同タイプは強度の解析を行いながら素材を薄肉化することで、十分な強度を保った上、従来機種(CV-SU7000)よりも約30％の軽量化に成功(重量3.5キログラム)。とはいえ、新小型高性能モーターにより、小型で軽量ながら強力パワーを実現している。
また、小型・軽量タイプを含む「2段ブーストサイクロン」シリーズの全機種に採用されているのが、新「ごみダッシュ」機能だ。ワンタッチでごみがパッと飛び出し、簡単・清潔にごみ捨てができる。
さらに立体フィルターにティッシュを装着すれば、ごみの付着軽減により目詰まりを抑制。より簡単にフィルターの手入れが可能となる。
「かるパック」「ごみダッシュサイクロン」の両シリーズも進化
紙パック式クリーナー「かるパック」シリーズ(全6モデル。推定市場価格4万円前後から。発売予定は7月21日)では、最上位機種のCV-PW300に、プレミアムクラスでも採用されている「カーボンライト＆スマートホース」を装備。
また、小型・軽量のボディながらも運転音は59dBと、従来機種(CV-PU300)に比べて4dBダウンという低騒音化も実現した。加えて、2段ブーストサイクロンの上位機種CV-SW7000、CV-SW5000の2モデルと同じく、IEC規格に準拠した測定で99.999％という高い捕集率となっている。
サイクロン式クリーナー「ごみダッシュサイクロン」シリーズ(全8モデル。推定市場価格2万5000円前後から。発売予定は8月25日)は、最上位機種CV-SW20にのみ「カーボンライト」を採用。従来機種(CV-SR20)よりも約13％の軽量化が図られ、操作性がアップした。
さらにシリーズ全モデルに新開発の「高性能ファンモーター」や「ごみダッシュ」機構を搭載。これにより、強烈なパワーによる高い吸込仕事率が実現されるとともに、ごみに触らず、簡単・清潔なごみ捨てができるようになっている。
いずれのシリーズについても、掃除がしっかりと、ラクにできる機能が満載となっている。プレミアムから一般まで、幅広いクラスの中から、機能や価格、シチュエーションに応じて選びたい。
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体験コーナーでは「操作性の向上」を実感する声が多数聞かれた |
