ブラザー工業およびブラザー販売は4日、ビジネス向けブランド「JUSTIO(ジャスティオ)」の新製品として、ドキュメントスキャナを4モデル発表した。卓上型の「ADS-2500W」「ADS-2000」、モバイル型の「MDS-700D」「MDS-600D」をラインナップ。7月より順次発売し、価格はオープン、店頭予想価格は19,000円より。

原稿をスムーズに読み取るための超音波搬送機構や、スキャンデータの傾き補正/白紙除去といった機能を搭載する。

卓上型ドキュメントスキャナ

「ADS-2500W」

「ADS-2000」

最上位となる「ADS-2500W」は、10月上旬の発売予定。PCを使わなくても、スキャンしたデータを直接クラウドサービスにアップロードできるほか、iOS用/Android用の専用アプリ「Brother iPrint&Scan」を導入することで、直接スマートフォンにスキャンデータを取り込める。また、Android用アプリ「Brother Image Viewer」を使用することで、Android端末とUSB接続してデータを取り込み可能。

両面スキャンに対応し、1パス両面スキャン対応なので大量の原稿も素早く処理できる。無線LAN/有線LANの両対応で、ネットワーク上からブラウザを使ってスキャナの設定/管理が可能。ADFの容量は50枚。

スキャン速度は、モノクロ/カラーともに150/200/300dpiで24枚/分。600dpiでモノクロ12枚/分、カラー6枚/分。USBポートも備え、スキャンしたデータをUSBメモリに保存できる。操作は3.7型のタッチパネルから行う。

主な仕様は、センサーがCIS×2基、光学解像度が600×600dpi、取り込める原稿サイズは幅が51~215.9mm、長さが70~355.6mmまで、読み取り階調は入力30bit/出力24bit。

インタフェースはUSB 2.0、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN。本体サイズはW290×D220×H179mm、重量は約3.3kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.6~10.7。店頭予想価格は70,000円。

「ADS-2000」は、上記「ADS-2500W」から無線LAN/有線LANとタッチパネルを省略したモデル。その他の仕様はほぼ共通。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5~10.7。発売は7月下旬で、店頭予想価格は45,000円。

モバイル型ドキュメントスキャナ

「MDS-700D」

「MDS-600D」

「MDS-700D」はモバイル型ドキュメントスキャナで、両面読み取りに対応した上位モデル。読み取りは1枚ずつの手差しとなり、普通紙などのほかプラスチック製カードの読み取りも可能。

スキャン速度は、1枚あたり150dpiでモノクロ6秒、カラー14.5秒。200dpiでモノクロ6.5秒、カラー19秒。300dpiでモノクロ9.5秒、カラー28.5秒。600dpiでモノクロ19秒、カラー57秒。USBポートも備え、スキャンしたデータをUSBメモリに保存できる。操作は3.7型のタッチパネルから行う。

主な仕様は、センサーがCIS×2基、光学解像度が600×600dpi、取り込める原稿サイズは幅が76~216mm、長さが50~356mmまで、読み取り階調は入出力24bit。重送検知に超音波センサーは搭載しない。

インタフェースはUSB 2.0で、電源はUSBバスパワー、本体サイズはW319×D76×H54mm、重量は約603g。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.4~10.7。発売は7月下旬で、店頭予想価格は23,000円。

「MDS-600D」は、上記「MDS-700D」から両面読み取り機能を省略したモデル。スキャン速度は、1枚あたり150dpiでモノクロ12秒、カラー16.5秒。200dpiでモノクロ12秒、カラー22秒。300dpiでモノクロ13.5秒、カラー32.5秒。600dpiでモノクロ22秒、カラー64.5秒。

主な仕様は、センサーがCIS、光学解像度が600×600dpi、取り込める原稿サイズは幅が76~216mm、長さが50~356mmまで、読み取り階調は入出力24bit。重送検知に超音波センサーは搭載しない。インタフェースはUSB 2.0で、電源はUSBバスパワー、本体サイズはW282×D50×H39mm、重量は約315g。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.3~10.7。発売は7月下旬で、店頭予想価格は19,000円。