フォートラベルが運営する「旅行のクチコミサイト フォートラベル」は、会員を対象に6月11日から6月17日にかけて「2012年夏休みの過ごし方」に関するアンケートを実施。その調査結果について発表した。有効回答数は600。

まず、今年の夏休みの過ごし方について尋ねると、74.8%の人が「予定が決まっている」と回答。予定が決まっている人のうち最も多い過ごし方は「海外旅行」(44.3%)、続いて「国内旅行」(22.9%)、「自宅中心で過ごす」(12.7%)だった。昨年の調査と比較すると、「自宅中心で過ごす」は0.7ポイント減(昨年:13.4%)で今年は旅行をする傾向が強いようだ。一方、夏の休暇の「予定が決まっていない」人にその理由を聞いたところ、「同行者との調整の問題」(32.9%)、「まだ決める時期ではない」(26.2%)、「休暇日数の問題」(23.5%)の順になった。

夏休みの予定は決まっていますか?

国内旅行を予定している人に旅行期間を聞いたところ、平均は「4.4日」。最も回答が多かったのは「3日」(32.3%)、続いて「4日」(20.8%)、「5日」(17.7%)の順だった。旅行先は「沖縄県」がトップ、続いて「北海道」「長野県」だった。なお、出発日は「8月11日」「8月10日」「8月12日」の順に多く、「8月11日」を頂点とした山型にピークとなっている。帰着日は「8月15日」「8月18日」「8月19日」が同率で並び、分散傾向にあるようだ。

一方、海外旅行の旅行期間は平均「7.6日」。出発日は「8月11日」「8月12日」「7月28日」の順で多く、帰着日は「8月19日」「8月16日」「8月18日」という順に多かった。行き先は「アジア」(44.6%)が最も多く、続いて「ヨーロッパ」(24.9%)、「北米」(15.5%)という結果になった。

旅行の手配は進めていますか?

夏休みに旅行を予定している人に、予約手配を進めているかどうか聞いたところ、「すでに予約が完了している」と答えた人は51.7%、「手続き・調整中」の人は19.8%、「予約を始めていない」人は26.4%だった。「すでに予約が完了している」「手続き・調整中」を合わせると、71.5%の人が旅行予約に着手していることが分かった(6月中旬現在)。

手配状況を過ごし方別にみると、海外旅行を予定している人の60.4%が「予約した」と回答し、「手続き・調整中」の人は19.3%で、合わせると79.7%の人が旅行の手配を開始している。一方、国内旅行を予定している人で「すでに予約が完了している」人は34.4%、「手続き・調整中」の人は20.8%。国内旅行の予約に着手している人は合わせても55.2%にとどまり、手配の間際化が進んでいることが伺える。

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