今年9月に開催予定の「ミラノ・ファッション・ウィーク」で約7年ぶりにウィメンズコレクションを披露する予定のジル・サンダーが、自身の"洋服を作ること"の原点について話している。
このウィメンズコレクションは、そもそも何かの限界を突破したり、壊そうとするものではなく、ジルは「全ては、ある意味もうすでに言い尽くされたわ」と断言し、自身のモットーである「クオリティと伝統への敬意の重要さを守り抜く」とも語った。
さらにジルはニューヨーク・タイムズ紙にこう続けている「だからデザインでこの価値の概念を表現するのがとても大切なの。私たちはその価値を認識し、なぜ高いお金を払ってまで買うのかが理解できるような、本質を突いた洋服を作りたいわけよ。今、私には昔よりもっと技術も経験もあるし、時代の流れも変わっているわ。共同事業の世界と活動休止、それが多分良かったと思うし、多分それが私の宿命だったのよ」
ジルは1968年にジル・サンダーを創業したが、2004年にプラダグループの新オーナーとの不仲により辞任。2013年春夏ミラノ・メンズコレクションは6月23日に発表され、称賛を受けている。
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