ラッセル・クロウが、元サンデー・タイムズ紙編集長ハロルド・エヴァンス氏の回顧録『グッド・タイムズ、バッド・タイムズ』を基にした作品で、"世界のメディア王"ルパート・マードックを演じる可能性があるという。
ある関係者は英デイリー・スター紙に「ルパート・マードックのような人間を演じるには大胆さが必要です。ラッセルならそれができるでしょう」と語り、ラッセルの起用に太鼓判を押している。一方、同作品の製作を担当するレオン・レキャッシュは「この作品は映画かテレビドラマになるでしょうね。ハロルドとオプション契約の交渉が終わったばかりで、まだ早い段階なんです。俳優はもちろん、脚本家ですらまだ契約に至っていないんです」とまだ構想中であることを明かした。
今回の作品では、当時の英首相マーガレット・サッチャーとルパートとの関係に焦点が当てられる模様だ。サッチャー元首相は当時、保守党に有利な報道と引き換えに、1981年にルパートが英ザ・タイムズ紙を買収しやすくする規制緩和をしたのではないかと言われている。レオンは英イブニング・スタンダード紙に「マードックは(バッキンガムシャー州にある首相別邸の)チェッカーズに行きこの取引について話をしたものの、この件について独占委員会が知ることはなかったんです」と付け加えた。
また、コリン・ファースがハロルド役の候補に挙がっているようだが、現時点で詳細は未定となっている。
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