オンキヨーは28日、DSD(Direct Stream Digital)フォーマットやApple Losslessのネットワーク再生に対応したAVレシーバー2機種を7月に発売する。価格は、9.1ch対応の上位モデル「TX-NR5010」が36万7,500円、7.1ch対応の下位モデル「TX-NR1010」が24万1,500円。TX-NR5010が7月中旬、TX-NR1010が7月上旬の発売となる。

TX-NR5010。オーディオ回路専用にトロイダルタイプの電源トランスを採用。アルミ押し出し材による側板と天板を別パーツにして、より剛性を高めた

TX-NR1010。TX-NR5010ともにカラーはブラックのみ

DSDフォーマットファイルや、Apple Losslessのネットワーク再生が可能なAVレシーバー。ロスレス圧縮によってスタジオで制作されたマスターサウンドと同一の音声を再現するという、「ドルビー TrueHD」でのサラウンド配信にも対応している。

また、再生時に低音と高音が混ざり合う帯域を低減することで、透明感の高い音楽再生が可能な「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」機能や、アンプの地力を向上する「3段インバーテッドダーリントン回路」などの技術を投入した。このほか、Windows 7のDLNA機能にも対応し、WAVとFLACの24bit/192kHz音源の再生が可能。インターネットラジオ「radiko.jp」「vTuner」、音楽ストリーミングサービス「AUPEO!」も再生できる。

本体サイズは両機種ともW435×H198.5×D463.5mm、重量はTX-NR5010が25kg、TX-NR1010が23kg。2機種とも基本機能はほぼ共通だが、パワーアンプチャンネル数や出力のワット数、サブウーファー数などの端子数が異なっている。

TX-NR5010
アンプ数 9ch
定格出力/実用最大出力 200W/280W
HDMI端子 入力×9/出力×2、オーディオリターンチャンネル/3D映像対応
映像入力端子 D4×2、コンポーネント×2、 コンポジット×5 、D-Sub×1
映像出力端子 D4×1、コンポーネント×1、コンポジット×1
音声入力端子 デジタル×7、アナログ×7、PHONO(MM)×1
音声出力端子 アナログ×2(ZONE2/3)、11chプリアウト×1、サブウーファー×4、ヘッドホン×1
TX-NR1010
アンプ数 7ch
定格出力/実用最大出力 180W/250W
HDMI端子 入力×9/出力×2、オーディオリターンチャンネル/3D映像対応
映像入力端子 D4×2、コンポーネント×2、 コンポジット×5 、D-Sub×1
映像出力端子 D4×1、コンポーネント×1、コンポジット×1
音声入力端子 デジタル×6、アナログ×7、PHONO(MM)×1
音声出力端子 アナログ×2(ZONE2/3)、9chプリアウト×1、サブウーファー×2、ヘッドホン×1