電子書店パピレスが運営する電子貸本サービス「Renta!」は、漫画『メイミー・エンジェル』、『ふたりぼっち』、『クレオパトラ 氷の微笑』計3作品の第1巻を無料で読めるキャンペーンを実施している。
キャンペーン期間は7月2日まで。作品を読むには会員登録が必要となる。
メイミー・エンジェル
『メイミー・エンジェル』は、1979年~80年まで『なかよし』にて連載されていた、いがらしゆみこ作のラブ・ストーリーで、著者で最も有名な『キャンディ・キャンディ』後の作品となる。舞台は人々が競い合うようにして西を目指していたアメリカ・西部開拓時代であり、主人公は貧しいながらも母と姉と幸せに暮らしている女の子・メイミー。彼女の夢は、幼少時に出会ったジョニーのお嫁さんになることだった。著者の他作品に比べると"甘さ"は控えめ(あとがきより)だが、ウエスタン・西部開拓と、当時の少女漫画としてはハードな時代設定を生かし、壮大なスケールで一大ロマンスが描かれている。今回はオール・フルカラーで配信。
ふたりぼっち
「モバスペBook」の人気作品のコミック化となった『ふたりぼっち』は、原作:咲澤蜜把 、画:ハヅキによるティーンズラブコミック。高校最後の夏休み、主人公・菜莉は、両親が旅行のため幼なじみの恭平の家に泊まることに。数年ぶりに再会した彼は大変なイケメンだが、同時にすごくエッチな男になっていて――というのが物語の導入だが、二人の心情がとても丁寧に、情欲を煽り立てるように描かれていて、"エロ"をスパイスに"胸キュン"をたっぷりと味わえる作品。
クレオパトラ 氷の微笑
著:森園みるく、原作:村崎百郎による『クレオパトラ 氷の微笑』は、漫画雑誌『まんがグリム童話』で連載されていた官能系レディースコミック。日本有数の財閥・大道寺グループの若き後継者として選ばれた主人公・大道寺圭子、その地位から引きずり下ろそうとする野望に満ちた人間……彼女は幼き頃から父・大道寺巌に教えられた"帝王学"を駆使し、腐った男たちの野望を切り裂いていく。そのたぐい稀な美貌と聡明な頭脳を讃え、人々は彼女を"クレオパトラ"と呼ぶ。セックス調教、SM、鬼畜といったハードな描写も多いが、各登場人物が交わす凄味と威厳を持った会話の数々、今は亡き村崎百郎による練りこまれたストーリー、森園みるくが描くファッショナブルで美しい女性など見どころも大変に多い。"エロ"に着目せずとも、その物語の壮大なテーマに引き込まれるはず。