エルヴィス・プレスリーのお墓が、ファンの猛反対によりオークションから外されたことが明らかとなった。
エルヴィスの遺体は1977年に逝去した当時、テネシー州メンフィスにあるフォレスト・ヒル・セメタリーに約2カ月間安置され、最終的に自宅のあるグレイスランドへと移されている。そのフォレスト・ヒル・セメタリー内にあるエルヴィスの私設墓所が、今年の6月23日から24日にかけて、ジュリアンズ・オークションズで競売にかけられる予定となっていた。
しかし、この企画に激怒したエルヴィスのファンたちが、同地をエルヴィスの思い出の聖地として残すべきだと猛抗議した結果、ジュリアンズ・オークションズ側が墓所をオークションの品から外す決定を下した。今回の決定で、エルヴィスのお墓は今後もフォレスト・ヒル・セメタリーに残ることになりそうだが、エルヴィス由来の品々の人気は衰えを知らず、今年2月には、エルヴィスのかかっていた歯医者が作ったエルヴィスの歯型がオークションにかけられているほどだ。
その他にも、手術用の鉗子や動脈瘤フック、霊安室でエルヴィスの遺体が分かるよう足の指に付けられたタグまでもが出品されていたが、他の人間の解剖があった際に、同じ器具が洗浄され再利用されていた可能性があると、ジュリアンズ・オークションズの別の職員が示唆し、コレクションとしての妥当性を疑われてオークションから外されてしまったという。
さらに先日、故2パックのホログラムを生み出した会社が、エルヴィスも同様にホログラムで復活させる企画を発表している。
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