MMD研究所は25日、「スマートフォン所有者のセキュリティ対策に関する実態調査」の結果を公表した。スマートフォン所有者のうちセキュリティ対策を講じている人の割合などについての調査が行われた。

今回の調査は20歳から59歳までのスマートフォン所有者を対象に実施。スマートフォンのセキュリティ対策について調査し、857人からの回答結果をまとめた。

調査によると、セキュリティ対策を講じているスマートフォンユーザーは43.3%、対策をしていないユーザーが35.4%だった。OS別に見ると、Androidユーザーのうち62.7%がセキュリティ対策をしているのに対し、iOSユーザーは12%だった。

OS別ウィルス対策の現状 資料:MMD研究所

また、ウィルス対策している、または過去に対策していたと回答したユーザーに、どのようなウィルス対策をしているかを質問したところ、「携帯会社が提供するセキュリティ対策に登録している」という回答が50.5%と最も多く、次いで35.2%のユーザーが「無料のセキュリティアプリ」で対策していた。有料のセキュリティアプリを利用していると回答したユーザーは19.0%だった。

ウィルス対策の方法 資料:MMD研究所

所有しているスマートフォンでウィルス感染したことがあるかという質問では、「ウィルス感染したことがある」と回答したユーザーは2.8%だった。一方、感染したことはないと回答したユーザーが84.0%、わからないと回答したユーザーは13.2%だった。

スマートフォンのウィルス感染経験 資料:MMD研究所