日本ヒューレット・パッカードは22日、個人向けのA4インクジェット複合機として、無線LANや自動両面印刷に標準で対応した「HP Deskjet 3520」を発表した。7月6日より発売し、直販サイト「HP Directplus」での価格は7,980円。
アクセスポイントやルーターを介さずに、スマートフォンやタブレットPCなどとダイレクトにWi-Fi接続して無線LAN印刷できるA4インクジェット複合機。プリンタにEメールを送信して添付ファイルの印刷が行える「HP ePrint」や、iOS端末やAndroid端末からインターネットや無線LAN経由で印刷できる「HP ePrint Home & Biz」など、多彩な無線LAN印刷機能を搭載する。
印刷解像度は4,800dpi×1,200dpiで、4色独立インクを採用。ブラックインクは顔料系。ノズル数はブラックが720、CMYが各色672となっている。自動両面印刷ユニットを標準で搭載し、低価格帯の製品ながら自動両面印刷が可能。各種設定は2型モノクロ液晶モニタで行う。
給紙トレイは普通紙80枚をセット可能。ランニングコストは、L判フチなし写真で19.4円。印刷速度はモノクロ約8枚/分、カラー約7.5枚/分、コピー速度はモノクロ約6.5枚/分、カラー約5.5枚/分となっている。
スキャナ部の主な仕様は、センサーがCIS、光学解像度が1,200×2,400dpi、最大216×297mmまでの用紙に対応し、読み取り階調は最大24bit。
インタフェースはIEEE802.11b/g/n、USB 2.0。本体サイズは、W440×D298×H144mm、重量は約5.1kg。対応OSはWindows XP(SP3)/Vista/7、Mac OS X 10.6~10.7。