6月3日、渋谷・ヒカリエで開催されたスペシャルライブ『Coca-Cola MY BEAT PARTY produced by MTV』でパフォーマンスを披露したシンガー・ソングライターの加藤ミリヤ。この日、新曲『HEART BEAT』を熱唱する様子を、集まった1000人のティーンが撮影し、ウェブムービー『1,000人でつないだHEART BEAT』を共作するというユニークな公開収録が行われた。音楽、ファッション、イベントなど、次々のクリエイティブな活動を繰り広げる加藤ミリヤに話を聞いた。
――『HEART BEAT』はコカ・コーラのロンドン・オリンピックのキャンペーンテーマ曲で、まさにパワフルな新曲ですね。
加藤「今回、アスリートたちの競技音や心臓音、呼吸音などをサンプリングして楽曲に入れようというコンセプトが最初からあって、私にとっても新しい試みでした。実際に選手の方にマイクをつけて、映画の音声を録音するのと同じ手法で収録して。すごくシーンとした中で音を録るのですが、そういった現場の緊張感は普段、なかなか感じることがないですし、音楽の作業とはまったく違って勉強になりました。私たちの生活は、本当にたくさんの音でできているということがすごくよくわかりました」
――確かに楽曲を丁寧に聴くと、いろんな場所に選手たちの「音」が入っています。
加藤「ドラムのところとか、細かい部分でサンプリングした音を使っていますし、間奏の一部分をまるまるアスリートの方たちの音で構成しているところがあるんです。そこは自分で聞いても、すごくいい感じ。ステージで踊っていても、気持ちがいいんです。この曲は私1人のものではなく、たくさんの人の魂が入っている楽曲になったと思います」
――スペシャルライブ『Coca-Cola MY BEAT PARTY』の感想を聞かせてください。
加藤「ライブは私にとって一番大切ですし、今日も楽しみだったんです。ただステージに出る前はいつもすごく緊張するので、毎回の決まり事で出番の直前にメンバーと円陣を組んで気合を入れて、ダンサーのリーダーに思い切り背中をたたいてもらうんです。今回はステージと客席が近いし、最初からすごくお客さんが盛り上がってくれて、それに助けられました」
――1,000人のファンと一緒にウェブムービーの収録も同時に行われました。1,000人が一斉に携帯電話やスマートホンで加藤さんを撮影した様子はすごかったですね。
加藤「1,000人にカメラを向けられる経験は生まれて初めてで、ものすごい光景でした。液晶画面がいろんな色に光って星空みたいにきれいで、夢に出てきそう (笑)。みんなの撮ってくれた写真をコラージュして、ウェブムービー『1,000人でつないだHEART BEAT』を制作するのですが、ファンの目線でライブ中の私を撮ってくれたので、どんな映像が出てくるのか早く見たいです。みんなで一緒にものを作るのが大好きだから、こんな機会がもらえてうれしいし、完成がすごく楽しみ! このムービーを見ながら、オリンピックに向けて気持ちをどんどん高めていきたいですね」
ウェブムービー『1,000人でつないだHEART BEAT』は6月20日から、動画共有サイト(Youtube)で公開予定。
文:馬場千枝 写真:磯崎威志
イベント配信情報
コカ・コーラがオリンピックのビートを届けるために開催したスペシャルライブイベント 『Coca-Cola MY BEAT PARTY』で収録された、加藤ミリヤ『1,000人でつないだHEART BEAT』ウェブムービーは、6月20日から動画共有サイト(Youtube)で公開。