モバイルコンテンツやEコマース事業を運営するアイフリークは15日、ビジネスインキュベーション事業の一環である「コミュニケーションラボ」を福岡薬院の本社オフィス内へ移転拡大し、九州圏内の学生が自由に利用できるインキュベーションスペースを併設すると発表した。

地元福岡の学生向けインキュベーションスペースを開設(イメージ)

同社は昨年4月、福岡県の運営する「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター(通称:Rubyコンテンツセンター)」内に、新規事業ならびにスマートフォン事業を研究開発する部門「コミュニケーションラボ」を設立。スマートフォン向け装飾メールサービス「スグデコ!」や、同社独自のスマートフォン向けプラットフォーム「ココゲー」をはじめ、新規事業を研究開発する体制を確立した。

今期、この研究開発を加速すべく、「コミュニケーションラボ」を移転拡大するとともに、インキュベーションスペースを併設するという。同スペースでは、「学生という立場にとらわれず新しいサービスを生み出したい」「Facebook社のように学生から起業したい」など、社会との接点を見いだしたい学生、独立心の高い学生自らが、自分自身で事業を企画開発し、同社の事業に参画する機会を創出することで、いち早く社会へ順応できる力を身につけられる場を、学生に提供する。

参加条件は、自らの力でITサービスを活動可能な大学生・専門学校生、同社への就業を検討・希望する大学生・専門学校生、Facebookのアカウントがあり、同社規定のFacebookグループへ参加可能な人とのこと。

同社の意図は、現役の学生も含め、創造的な仕事が行える場を求める人へ、東京などの大都市圏でなく福岡に居住していてもクリエイティブな仕事が実現できることを知ってもらい、また、その環境をブラッシュアップしていくことにある。結果として、九州県内のIT就業人口の増加へ貢献したいという。

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