バッファローは15日、次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac」で採用見込みの新技術を搭載した無線LANルータ「WZR-D1100H」とイーサネットコンバータ「WLI-H4-D600」、両者のセットモデルを発表した。7月上旬より発売し、価格(税別)はWZR-D1100Hが17,800円、WLI-H4-D600が16,800円、セットモデルが31,700円。

無線LANルータ「WZR-D1100H」

イーサネットコンバータ「WLI-H4-D600」

IEEE802.11a/c規格に盛り込まれる予定の新しい技術の1つ、「変調信号の多値化」を搭載。これまでのIEEE802.11n規格では「64QAM」だったところを「256QAM」とすることで、6bit変調から8bit変調へと伝送能力を約1.3倍に高めたという。

無線LANルータのWZR-D1100Hは、5GHz帯の通信で最大600Mbps(理論値)を実現。従来のIEEE802.11b/g/n規格(2.4GHz帯・理論値最大450Mbps)、IEEE802.11a/n規格(5GHz帯・理論値最大450Mbps)にも対応し、2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能。

子機との接続機能として独自の「AOSS2」を搭載。スマートフォンやタブレットからでも、WZR-D1100Hのインターネット接続設定といった初期設定が行える。無線LANのセキュリティはWPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed PSK、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、MACアクセス制限など。

本体にUSBポートを備え、USB接続のプリンタ/複合機やスキャナ、外付け型HDD、USBメモリなどを接続して、ネットワーク内で共有できる。その他、DLNA対応のメディアサーバ、BitTorrentクライアント、Webアクセス(リモートアクセス)といった機能を搭載する。

有線LANポートはGigabit Ethernet対応×4ポートで、本体のスイッチでルータ機能を無効化することも可能(ネットワーク環境を自動判別して自動でルータ機能を無効化する動作にも対応)。本体サイズはW34×D183×H212mm、重量は約510g。

イーサネットコンバータのWLI-H4-D600は、Gigabit Ethernet対応の有線LANポート×4を装備。WZR-D1100Hと組み合わせた最大600Mbps通信(理論値)か、従来のIEEE802.11a/b/g/n規格(2.4GHz帯/5GHz帯)の最大450Mbps通信(理論値)に対応する。無線LANの接続機能はAOSSとWPS。本体サイズはW34×D183×H212mm、重量は約500g。