MM総研は、インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」の会員モニターの中から、全国の20歳以上の就業者1,072人を対象に「夏のボーナス商戦に関するアンケート」を実施した。このほど結果を発表した。
調査は、2012年5月30日~6月3日にかけて、全国の男女20代以上の就業者(男性56%、女性44%)を対象に、Webアンケートという形で行った。この夏のボーナスの使いみちについて尋ねると、「国内旅行」「ITデジタル家電」「遊園地・娯楽施設」「健康・美容家電」に増加の傾向がみられた。特に「国内旅行」は昨夏の36.0%から今夏は42.6%と6.6ポイント上昇。「ITデジタル家電」も昨夏比5.2ポイント増で39.4%、「遊園地・娯楽施設」は3.2ポイント増加の11.6%、「健康・美容家電」は昨夏比3.1 ポイント増加の7.0%だった。
ボーナスの使いみちで目立ったITデジタル家電の購入意向ランキングは、「パソコン」が10.6%を占めトップ、次いで「スマートフォン」、「デジタルカメラ」だった。「デジタルカメラ」は、昨夏の2.1%から7.7%と5.6ポイントの大幅増。これは、国内旅行の需要に回復の傾向があることから、旅行の際に持参することが多いデジタルカメラもその恩恵を受けているとみられる。特に女性の購入意向が大きく伸びており、女性を主なターゲットとした小型で高画質な写真を撮れる「ミラーレス一眼カメラ」の存在が大きいと思われる。
また、今夏も電力不足が懸念されるのを受け、「昨夏に節電商品を購入したか、今夏それらを購入する予定があるか」について質問。昨夏節電商品を購入したと回答した人は31.7%、今夏購入する予定であると回答した人は28.7%だった。昨夏に購入した節電商品は「扇風機」が52.9%と最も高かったが、今夏購入したいと考えている節電商品は「クールビズ衣類」が48.7%と最も高くなり、次いで「扇風機」が38.3%、「LED 電球」が26.6%だった。
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