カスペルスキーは15日より、同社の新製品「カスペルスキー モバイル セキュリティ for Android」の発売を開始する。本製品は、「カスペルスキー モバイル セキュリティ」と「カスペルスキー タブレット セキュリティ」を含むAndroid端末向けのセキュリティスイート。
ライセンスは2タイプあり、1年1台版(1ライセンスで1台まで利用可能)が2,980円、ツインパック(1台で2年間あるいは2台で1年間利用可能)が4,480円。パッケージ、ダウンロードともに同じ価格で提供する。
動作環境は、スマートフォンはAndroid OS 2.2以降のもので、ディスプレイ解像度が320×480以上のもの。通信キャリアはNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルに対応する。タブレットは、Android OS 2.0以降のもので、ディスプレイ解像度が480×800以上のもの。Wi-Fi接続可能であれば、キャリアに関係なく利用できる。新機能および向上機能は以下の通り。
カスペルスキー モバイル セキュリティ
悪意のあるサイトやフィッシングサイトをブロックする危険サイトブロック機能の追加、アンチウイルス/危険サイトブロック/着信拒否についてのレポート機能の追加。アンチウイルス機能については、プロテクション動作中のヒューリスティックスキャンが追加されたほか、スマートフォンにもカスペルスキー独自のクラウド技術「Kaspersky Security Network(KSN)を採用(新規にインストールされたアプリケーションは初回起動時にKSNを使用してスキャンされる)し、スマートフォンにとって有害な可能性があるアドウェアやその他のアプリケーションを検知するリスクウェア機能も追加した。また、盗難対策機能の向上としてはデータ消去(ワイプ)機能に完全リセットを追加(スマートフォン上のすべてのデータを遠隔操作で消去する新機能)、不正アンインストール防止機能(管理者以外の権限によるアンインストールやデータ削除、端末ロックを防ぐことができる)にも対応。そのほか着信拒否の向上として、スマートフォン上の電話帳やメッセージからホワイトリストおよびブラックリストをインポート可能になる。
カスペルスキー タブレット セキュリティ
大きな画面で見やすく簡単に使える、タブレット向け専用に開発されたプログラムを提供。盗難対策機能として、紛失、盗難にあっても、GPS追跡機能を使用してタブレットの位置を特定することができるGPS追跡、周辺情報をリモートで撮影することができ、送られてきた写真からタブレットをどこに置き忘れたか推測できる遠隔撮影、ウェブ管理メニュー経由で操作を行い、あらかじめ指定しておいた情報をリモートで削除することができるデータ消去(ワイプ)、紛失、盗難の際にタブレットをリモートでロックすることができる端末ロック、タブレットが手元になくとも、Web経由でGPS追跡、遠隔撮影といった盗難対策機能を実行することができるウェブ管理メニュー、管理者以外の権限によるアンインストールやデータ削除、端末ロックを防ぐことができる不正アンインストール防止機能に対応。また、悪意のあるサイトやフィッシングサイトをブロックする危険サイトブロック機能を追加し、アンチウイルス機能の向上としてはカスペルスキーモバイル セキュリティと同様に、クラウドスキャナー(Kaspersky Security Network対応)の追加が行われた。
(記事提供: AndroWire編集部)