シャープは6月13日、スロージューサー「juicepresso(ジュースプレッソ) EJ-CP10A」を発表した。発売は6月22日で、価格はオープン。推定市場価格は36,000円前後となっている。
一般的なジューサーとは違い、食材をゆっくりと押しつぶす"低速圧縮絞り方式"を採用する製品。一般的なジューサーで採用される"高速遠心分離方式"では1分間に10,000回転以上するのに対して、本製品では1分間に32回転という石臼のような低速回転により、食材を果汁と繊維質に分離させるのが特徴だ。
高速遠心分離方式のジューサーでは苦手としていた、桃やキウイなど果肉の多い果物、コーンや大豆の水煮などの粒状の食材、ショウガなどの固い食材からでも、ジュースプレッソでは処理が可能となっている。
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また、搾り出した果汁への空気の混入も抑制する。高速遠心分離方式に対して、りんごジュースではポリフェノールが約47%、オレンジジュースではビタミンCが約20%も多く残存。栄養価の高いジュースを作ることが可能となっている。
使用後の手入れに関しても配慮されており、ジュースを搾った後の繊維をフィルターでジューサー内に留めず、外に押し出す繊維分離方式を採用。これにより、本体を分離してフィルターを掃除せずに済むようになっている。
製品の主な仕様は、定格消費電力が150W、回転数が32回転/分、サイズがW137×D192×H415mm、重量が約5.2kgとなっている。
野菜ソムリエ・立原瑞穂氏も太鼓判「野菜や果物を手軽に美味しく摂取可能」
発表当日に行われた報道関係者向けの発表会では、シニア野菜ソムリエや栄養士として各方面で活躍する立原瑞穂氏が登場した。立原氏は「野菜や果物を摂るのが健康にとって大事だと認識していても、毎日摂取するのは大変」とコメント。その上で、「ジュースプレッソを使えば、野菜を手軽に美味しく摂ることができる」と本製品の意義を強調した。
なお、シャープのジューサー市場への参入は約20年ぶりとのことで、同社によれば「最近の健康ブームを受けて、ニーズがある」と判断したとのことだ。