Appleは同社のビデオ編集ソフト「Motion」「iMovie」をアップデートし、11日に発表された最新ノートブック「MacBook Pro Retinaディスプレイ搭載モデル」に対応させた。また、iPhoto/Apertureのアップデートも公開されており、ライブラリの共通化などが行われている。
なおこれらのアプリのほか、iTunesやAirMacユーティリティ、Java for Mac OS Xなどのアップデートが多数公開されている。詳細は下記の記事などをご参照いただきたい。
- Apple、iTunes 10.6.3を公開 - Mountain Lionもサポート対象に
- Apple、AirMac設定ツールを更新 - 新AirMac Express対応、IPv6サポート復活
- Apple、最新のRetina搭載MacBook ProやJavaのアップデートなどを公開
iMovie 9.0.6/Motion 5 Content v.1.1
iMovieの最新アップデートとなる「iMovie 9.0.6」は、iMovieをMacBook Pro Retinaディスプレイ搭載モデルに対応するよう拡張するほか、ギリシャ語/タイ語/トルコ語など10言語のサポートを追加するもの。また、安定性と互換性の全体的な改善も行われる。Webサイトから入手する場合のファイルサイズは1.1GB。システム条件はOS X 10.7.4以降。
「Motion 5 Content v.1.1」は、MacBook Pro Retinaディスプレイ搭載モデルに対応するよう拡張されたテンプレート・ライブラリコンテンツを追加するもの。Webサイトから入手する場合のファイルサイズは1.05GB。システム条件は、Mac OS X 10.6.8以降、OS X Lion 10.7.4以降。
iPhoto 9.3/iPhoto Library Upgrader 1.0
「iPhoto 9.3」では、Aperture 3.3以降のライブラリが開けるようになったのが最大の変更点。Webサイトから入手する場合のファイルサイズは599.65MBで、システム条件はOS X Lion 10.7.4以降。Apertureライブラリへの対応のほか、以下のような修正が行われている。
- AVCHDビデオのサポート
- 説明フィールドにテキストを入力する際、自動的に拡大されるようになった
- 写真の1枚表示モードからフラグを付けられるようになった
- GPS位置情報データが埋め込まれたファイルの書き出し時にキーワード・タイトルも書き出されるようになった
- 書き出しオプションとしてイベントごとに自動で写真をサブフォルダに整理できるようになった
なお、iPhoto 5以前のライブラリを現行のiPhoto向けにアップグレードするツール「iPhoto Library Upgrader 1.0」も公開されている。こちらのファイルサイズは11.09MBで、システム条件はやはりOS X Lion 10.7.4以降。
Aperture 3.3
「Aperture 3.3」の最大の変更点は、前述のとおりiPhotoとのライブラリ共通化。このライブラリでは、人物や場所の情報、スライドショーやアルバム、Web共有なども双方のアプリで共通化される。その他にも多数の機能拡張・追加が行われている。Webサイトから入手する場合のファイルサイズは528.37MB、システム条件はOS X Lion 10.7.4以降。