米Appleは6月11日(現地時間)、WWDC 2012の基調講演においてMac OS Xの9番目のメジャーリリースになる「OS X Mountain Lion」を7月に発売すると発表した。Mac App Storeを通じて販売・提供され、日本国内の価格は1,700円。インストールに必要な要件は、OS X LionまたはMac OS X Snow Leopard (v10.6.8以上)、2GB以上のメモリー、8GB以上の空きストレージとなっている。
OS X Mountain Lionは今年2月に発表され、デベロッパプレビューの配布が始まった。メッセージ、メモ、リマインダー、Game Center、通知センター、Share Sheets、Twitter統合、AirPlayミラーリング、Gatekeeperといった公開済みの新機能に加えて、WWDC 2012の基調講演ではFacebook統合、音声入力、Power Nap、新しいSafariなどが新たに紹介された。音声入力は、英語、日本語、フランス語、ドイツ語に対応。Power NapはMacがスリープ状態でも、Mail、連絡先、カレンダー、リマインダー、メモ、フォトストリーム、Macを探す、Documents in the Cloudなどを定期的にアップデートする。Macが電源に接続されていれば、ソフトウエアアップデートやTime Machineのバックアップ作成も行う。
新しいSafariは、高速なJavaScriptエンジンを搭載。アドレス候補や検索キーワード候補、ブックマーク、履歴などを賢く提示するSmart Searchフィールド、タブをスワイプでブラウズできるタブビューを備え、またiCloudタブを通じて開いているWebページをiPhoneやiPadと共有できる。