Lian Liは今年のCOMPUTEXで、ユニークなMini-ITXケースを多数出展、中でも目立っていたのは蒸気機関車型の「PC-CK101」だ。

キワモノ(褒め言葉)としか言いようがないMini-ITXケース「PC-CK101」

ちなみに「CK101」というのは本物の蒸気機関車の型番らしい

蒸気機関車型のPCケースというか、どう見ても蒸気機関車そのものであるが、これでもれっきとしたMini-ITXケース。客車側にMini-ITXマザーボード、機関車側の運転席にマイクロATX電源、車体にスリム光学ドライブと3.5/2.5インチHDDを格納することができ、通常のパソコンと同じように利用できる。

客車の中はちょうどMini-ITXマザーボードが入る大きさ。12cmファンもある

後ろ側にインタフェースが出ている。拡張スロットは残念ながらなし

左側から見ると、運転席に電源ユニットが入っていることが分かりやすい

よく見ると車体部分にスリムドライブが入っている

側面にはUSB3.0×2ポート。外からは見えないが、その下にはHDDベイも

製品には線路型のスタンドも付属するとか。高級感のあるプレートも

ちなみにこのケース、普通だったら客寄せ用のデモ機であってもおかしくないのだが、そこはさすがにLian Li。同社は実際に製品として発売する予定だという。価格は未定とのことだが、7~8月くらいに発売される見込みだ。

なお、同社のブースでは、このPC-CK101で実際に線路の上を走らせるデモを行っていたのだが、製品はさすがに走らない。だが、モーターとバッテリを入れて改造すれば、こういうことも可能ということで、いろいろと楽しめそうなPCケースである。

後ろから動画
線路は続く~よ~と歌いたくなるPC-CK101の走行デモ

前から動画
迫力を楽しむならこのアングル。ぶつかる~

同社ブースには、PC-CK101以外にも、Mini-ITXケースの新モデルが展示されていた。以下、写真でざっと紹介する。

すでに発売済みだが、スリムタワー形状の「PC-Q12」

Thin Mini-ITX向けの「PC-Q05」。非常に薄い

コンパクトな「PC-Q02」(左)と「PC-Q03」(右)

この両モデルは電源のタイプが異なる

大型で拡張性が高い「PC-Q18」。こちらも発売済み

Mini-ITXケースがずらりと並ぶ。これからも同社に期待だ