映画『臨場 劇場版』の完成披露試写会が7日、東京都内で行われ、内野聖陽、松下由樹、渡辺大、平山浩行、若村麻由美、柄本佑、長塚京三と橋本一監督が出席した。
「臨場 劇場版」完成披露試写会に出席した後列左から、橋本一監督、若村麻由美、長塚京三、柄本佑、前列左から、渡辺大、松下由樹、内野聖陽、平山浩行 拡大画像を見る |
同映画は、2009年4月からテレビ朝日系列で放映されたドラマの映画化。原作は、社会派ミステリーの作家として知られる横山秀夫の同名小説で、内野演じる敏腕検死官・倉石義男の活躍を描いた警察ドラマだ。倉石の「死者の人生を根こそぎ拾ってやる」を信条とした型破りな検死官というキャラクターが人気となり、テレビドラマでも高視聴率を記録。映画では、2年間に渡る連続殺人事件を軸に、事件にまつわる人々の心を描いている。同映画は、30日から全国公開。
この日の会見は、映画内の倉石の趣味が、家庭菜園ということで、家庭菜園をモチーフにしたセットが用意された。緑に囲まれた中、内野は「(完成までには)なかなか難しいときもあったんですが、それを乗り越えて完成することができました」とあいさつ。松下も「ドラマで培ったものの集大成が劇場版となった」とアピールした。さらに、映画『探偵はBARにいる』でも知られる橋本監督は「すばらしいスタッフとキャストに支えられて、すばらしい作品ができたと自負している」と自信をのぞかせた。
倉石の信条にまつわり、役柄を根こそぎ拾えたかという質問があがると、松下は「根こそぎ拾いました! ですので、根こそぎ見ていただきたい」と笑顔。一方の内野も「心意気や気概をこの役から学びました。役者として、このスピリッツを持って今後も演じていきたい」と熱く語っていた。