JVCケンウッドは6月8日、コンパクトコンポーネントシステム「EX-S1000」を発表した。発売は7月上旬。「ビクターダイレクト」限定の商品で、直販価格は69,800円となっている。
8.5cm径のウッドコーン・フルレンジユニットのスピーカーを採用する高音質コンポ。振動板として理想的なウッドコーンの音響特性と、フルレンジ小口径スピーカーならではの定位のよさ、キレのある音質が実現されている。また、キャビネットのフロント部、天板、底面にはチェリーの天然無垢材を使用。
アンプ・CD/DVDプレーヤーを搭載するセンターユニットにも高音質化技術を数多く投入されている。底面には3点支持インシュレーターが備え付けられており、クリアなサウンド再生が可能になっているほか、天板は銅ワッシャー、リア部はアルミワッシャーおよび銅ワッシャー、内部は真鍮ニッケルメッキワッシャーおよび銅ワッシャーで固定。異なる金属を用いて共振を分散させるよう工夫されている。
さらに、デジタル音源の圧縮部分を補完する独自技術「K2テクノロジー」で、MP3やWMAといった圧縮ファイルの再生も高音質で行えるほか、パワーアンプには高音質・高出力なデジタルアンプ「DEUS」が採用されている。
その他の主な仕様は、アンプ部の実用最大出力が30W×2で、スピーカーは1Wayバスレフ型、ディスクトレイで再生可能なディスクがDVD オーディオ、DVD ビデオ、ビデオCD、スーパービデオCD、CD-DA、DVD-R/RW(ビデオモード/VR モード:CPRM対応、MP3、WMA、WAV[リニアPCM]、JPEG、MPEG-2、MPEG-1)、DVD+R/RW(ビデオモード)、CD-R/RW(CD-DA、ビデオCD、スーパービデオCD、MP3、WMA、WAV、JPEG、MPEG-2、MPEG-1)となっている。
また、FM30局・AM15局をプリセット可能なラジオチューナーも搭載。接続インタフェースは音声系統にアナログ入力×1系統、光デジタル出力×1系統、ヘッドホン出力×1系統、サブウーファー出力×1系統を備えるほか、映像出力用にD2出力×1系統、S2出力×1系統、コンポジット出力×1系統を搭載する。
サイズ・重量はセンターユニットがW232×D269×H100mm・3.1kg、スピーカーが各W120×D246×H161mm・1.7kgだ。