アイ・オー・データ機器は6日、フルHD対応でH.264エンコーダを搭載したUSB接続のビデオキャプチャユニット「GV-D4HVR」を発表した。6月中旬より発売し、価格は21,000円(税別)。
D端子入力を搭載したビデオキャプチャユニットで、PCとの接続はUSB。ハードウェアH.264エンコーダを搭載し、低スペックのPCでもコマ落ちが少なく安定した長時間録画が可能としている。エンコードチップは富士通セミコンダクター製「MB86H58」、デコーダはAnalog Device社製「ADV7181C」。
入力された映像信号を適正な明るさに自動調整する機能や、ビデオ信号が入力されると自動で録画を開始する「シンクロ録画」機能を搭載。これを利用して、外部チューナーを接続しておき、チューナーの予約と連動して録画の開始/終了を行うことも可能。
録画フォーマットは、ビデオ画素数が1,920×1,080/1,280×720/640×480ドット、ビデオフォーマットがMPEG-4 AVC/H.264。D4入力時のエンコードサイズが720p、フレームレートが59.94fps、D3入力時のエンコードサイズが1080i、フレームレートが29.97fps、ビットレートは共通で約11.5~1.2Mbps(7段階で選択)。D2入力時のエンコードサイズは480p、フレームレートが59.94fps、D1/Sビデオ/コンポジット入力時のエンコードサイズは480i、フレームレートが29.97fps、ビットレートは共通で約5.5~0.6Mbps(4段階で選択)。オーディオフォーマットとビットレートは、MPEG-2 AACで384/256/112Kbps。
静止画の保存も可能で、保存形式はBMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF。画像サイズは1,920×1,080/1,280×720/640×480ドット。添付ソフトは、フルHDのキャプチャに対応した「I-O DATA HD Video Caputure 2」、オーサリングソフト「PowerDirector 9 for I-O DATA」など。
映像入力インタフェースは、D端子×1(D1~D4対応)、S端子×1、コンポジット×1。音声入力インタフェースはRCA×1、ピンジャック×1。インタフェースはUSB 2.0で、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW115×D26.5×H80mm、重量は約170g。対応OSはWindows XP(SP2)/Vista/7。