ビー・エム・ダブリューはこのほど、同社初のラクジュアリー4ドアクーペとなる「ニューBMW 6 シリーズ グラン クーペ」を発売した。評価の高い6シリーズのクーペスタイルと4ドアモデルとしての高い快適性、機能性を兼ね備えたモデルとなる。

「ニューBMW 6 シリーズ グラン クーペ」

1976年の登場以来、世界で最も美しいクーペとも評される6シリーズは、4ドアになってもそのエレガントさを失っていない。ボディラインは伸びやかで、正統派クーペのお手本のようなエクステリアだ。ただし、後席の居住性を確保するためホイールベースは115mm拡大されたため、リアタイヤが後方に追いやられ、オーバーハングが少なくなっている。リアシートはスポーティなデザインの左右独立タイプ。中央にもクッションとシートベルトがあり、後席に3名乗車することも可能となっている。後席シートは60:40の分割可倒式で、トランク容量も拡大できる。

同車には650iと640iの2つのグレードがあり、650iは4.4リットルのV型8気筒エンジンを搭載。直噴、ターボ、バルブトロニックなどの特徴を持ち、最高出力は450PS。これは従来比10%の向上だが、同時に燃料消費量は16%削減している。一方、640iは3.0リットルの直列6気筒エンジンを搭載。こちらも直噴、ターボ、バルブトロニックを装備し、320PSを発生。価格は「ニューBMW 650i グラン クーペ」が1,257万円、「ニューBMW 640i グラン クーペ」が986万円。