2012年ロンドンオリンピックの公式計時をオメガが担当することになり、このほど記念レセプションが行われた。オメガがオリンピックの公式計時を担当するのは、今回のロンドン五輪で25回目となる。

ロンドンオリンピックまでのカウントダウンを刻むオメガのデジタル時計

記念レセプションはスウォッチ・グループ・ジャパンの本社となるニコラス・G・ハイエックセンターの最上階にあるイベントホール、シテ・ドゥ・タン ギンザで開催された。ニコラス・G・ハイエック センターは、近年世界的に注目され活躍中の建築家、坂茂氏が担当しており、スウォッチグループの7ブランドのショールームを設置している。ビル内の各所にグリーンを配するなど、エコロジーを意識した斬新なデザインに注目が集まるビルだ。

記念レセプションが開催されたニコラス・G・ハイエックセンター。オメガを始めとするスウォッチ・グループ・ジャパンの本社ビル

最上階のシテ・ドゥ・タン ギンザからはスカイツリーが見える

その最上階にあるシテ・ドゥ・タン ギンザのデザインも個性的。14階からは遠くスカイツリーが見え、開放感のある雰囲気の中、レセプションが華々しくスタートした。

オメガとオリンピックとの関わりは、1932(昭和7)年のロサンゼルス大会にて、すべての競技の計時を担当したことから始まる。以来、オメガはオリンピックの公式計時に最も多く認定されているブランドとなった。今回のロンドン大会が25回目となり、さらにこの先の2014年ソチ大会、2016年ブラジル大会、2018年ピョンチャン大会、そして2020年までのオリンピック公式計時も担当する。

クリストフ・サビオ氏

サー・ディビッド・ウォレン氏

スウォッチ・グループ・ジャパン代表取締役社長兼オメガ事業本部長、クリストフ・サビオ氏は、オメガのロンドンオリンピックのCMを例に、「このCMに使われているローリングストーンズの『スタート・ミー・アップ』のように、今日これからオメガのオリンピックもスタートします。そのお祝いをみなさまとシェアしたいと思い、今回のレセプションを開催しました」と挨拶。その後、スペシャルゲストとして駐日英大使サー・ディビッド・ウォレン氏が登場し、「過去2回(1908年、1948年)開催されたロンドン大会ですが、日本チームが参加するのは初となります。今回、日本チームが参加することを歓迎し、『日本がんばれ』の思いを一緒にしたいと思います」と流暢な日本語で乾杯の音頭をとった。

オメガはこれからロンドン大会に向けて、さまざまなキャンペーンをしかけていくという。クリストフ・サビオ氏は、メダルが期待される日本チームに向け、「オメガはエールを送りたい」と語っていた。