レノボ・ジャパンは、Ultrabook「ThinkPad X1 Carbon」を市場投入する予定であることを発表した。ThinkPadシリーズ初のUltrabook製品となる見込み。具体的な発売日や細かな仕様などは公開されていないが、試作機と見られる本体が公開された。超薄型ボディで1,600×900ドットの14型液晶を備えている。

「ThinkPad X1 Carbon」。近日発売か

判明しているスペックは、上記の14型HD+(1,600×900ドット)アンチグレア液晶、重量は1.3kg台という2点のみ。超薄型である以外は、外観は従来のThinkPadのスタイルを継承しているようで、トラックポイントなども備えている。

ほか、現在、台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2012で、同機の姿を確認することができた。CPUにはIvy Bridge世代のIntel Coreを搭載し、インタフェースは右側面にメモリカードリーダ、ステレオミニジャック、Mini DisplayPort、USB 3.0、左側面にUSB 2.0、無線LANスイッチ、ACコネクタなどが確認でき、背面にストレージにアクセスできると見られるスロットがあった。底面はフルカバーされており、バッテリ交換はできないものとみられる。

COMPUTEX TAIPEI 2012で発見した「ThinkPad X1 Carbon」の試作機

右側面

左側面

背面

底面

COMPUTEXでは「ThinkPad T430u」も見つけた。今年のCESで公開以来、音沙汰がなかったUltrabookだが、X1 Carbonの登場でどういう扱いになるか

左がT430uで、右がX1 Carbon。T430uの方が少し大きい

同じく左がT430uで、右がX1 Carbon。X1 Carbonはかなり薄いことがわかる