人気の高い"あとで読む"サービス「Instapaper」の公式Androidアプリが4日にリリース(v1.0)された。Google Playで購入でき、価格は2.99ドル。動作要件はAndroid 2.2以上となっている。

Instapaperは、ユーザーが"あとで読む"にしたWebページをスマートフォンやタブレットで読みやすいように整えて提供する。これまでInstapaper用の公式モバイルアプリはiOS版しかなく、AndroidではサードパーティのアプリやWebアプリを使用するしかなかった。Androidユーザー待望の公式アプリの登場だ。

Android用アプリはあとで読む機能のほか、オフライン機能、フォント/テキストサイズ/行間/マージンの調節、ダークモード、フォルダーによる記事整理、回転ロックなど、Instapaperのコア機能を備える。新しい記事の自動ダウンロードなどAndroid版に欠けている機能についても、今後のアップデートで追加するという。

Instapaper開発者のMarco Arment氏はAppleファンとして知られるが、Instapaper開発の軸足をスマートフォンからタブレットに移しており、米国でAmazonのKindle FireやBarnes & NobleのNook Tablet/Nook Colorなど電子書籍リーダーベースのAndroidタブレットがシェアを伸ばし始めたため、Android用アプリの提供を決断した。Kindle FireとNook Tablet/Nook Colorについては、別個に動作を保証している。