KDDI、沖縄セルラーは、大規模災害時に音声メッセージを残し、パケット通信で届ける「災害用音声お届けサービス」の提供を開始した。利用料は無料。併せて災害時のメール受信機能についても向上させた。

「災害用音声お届けサービス」利用イメージ

「災害用音声お届けサービス」は、震度6弱以上の地震発生時などの大規模災害発生時に、auのAndroid搭載スマートフォンで安否状況を音声メッセージで伝えることができるサービス。送信側は「au災害対策アプリ」を通じて音声メッセージを残し、3G網またはWiMAX網を経由して、メッセージを送信する。受信側は音声メッセージをダウンロードする仕組み。

送信可能時間は1音声メッセージあたり30秒。音声メッセージの保存期間は1件につき最大72時間。au携帯電話間のサービスとなっており、他社携帯電話との相互利用は2013年春を予定している。IS01を除くAndroid搭載スマートフォンが送受信に対応。iPhone 4S/Windows Phone IS12T/SMS(Cメール)対応のauケータイ(mamorino、mamorino2、Mi-look除く)が受信のみ対応。6月30日まで体験版を利用することができる。

また、同社では、災害時のEメール受信機能についても向上させた。「KDDI Eメールアプリ(Ver.01.10.11以上)」「au災害対策アプリ」の2つをインストールしたAndroid搭載スマートフォンにおいて、アプリ連携により、通信網が混雑する状況でもEメールが受信しやすくなる。同社によると、この方法により、東日本大震災時と比較してEメールの受信遅延時間が最大90%短縮されるという。