日本マンパワーはこのほど、今まで曖昧だったとされる、企業内でのキャリアカウンセリングの効果を調査。その結果をまとめた「企業内キャリアカウンセリング白書2012」を発刊した。
同社によると、個人の働き方が多様化する昨今、企業内キャリアカウンセリングを導入する企業は増加傾向にあるとのこと。厚労省が実施した「キャリア・コンサルタントに関する実態調査」によると、キャリア・コンサルタントを導入している企業のうち、38.6%が「今後も増やしていきたい」と回答。一方で、導入に消極的な企業の4割は、その理由を「活用の効果が不明であるから」としているという。
そこで同社は、専門家の手により仮説を作成したうえで、パイオニア企業として築いてきた顧客との信頼関係を活用。いままでデータの収集が困難であり、導入の目的が企業によって異なってたため、明らかにすることができなかった、企業内キャリアカウンセリングの効果を調査した。その結果を同書にまとめているという。
なお、同書はメディアや法人向けに提供されるとのこと。また6月12日には、東京・秋葉原UDXで開催される「HRサミット2012」内で「社内活性化のためのキャリア開発支援」をテーマにした講演を予定。今回の調査結果も報告される。
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