熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【知りたがり!】→【知り】と略表記します
●「パ・リーグの新たな試み。始球式プロポーズ!」【とくダネ】
プロ野球のパ・リーグとブライダルリング専門会社の共同企画。一般男性がプロ野球公式戦前の始球式に挑み、プロの打者からストライクを取れたらプロポーズするというものだ。
この日の始球式プロポーズは見事成功! 思わぬサプライズに、涙ぐんで喜ぶ女性の姿を見て、「こういうプロポーズはいいね」と目を細める小倉智昭。そこに、「失敗したら大変ですよね」といらぬ心配をする独身32歳の眞鍋かをり。番組では、今後の日程を明かした上で、対象カップルを募集していたが……テレビで告知したということはサプライズにならないのでは?! 指輪の販促という目論見がチラつく。
●「生活保護の不正受給問題。それぞれの立場から」【スッキリ】
先週末から続く河本準一・母の生活保護受給問題。週を明けてもその報道は続き、出演者がそれぞれの立場からコメントしていた。
事務所の先輩にあたる加藤浩次は、「河本は不正受給ではないが、こんなに多いんですね」と擁護しつつ、はぐらかすようなコメント。テリー伊藤も、「この制度は性善説でできているけど、今は世の中が荒っぽくなってしまった」と嘆くだけ。よく知る仕事仲間だけに、河本についての苦言はなかった。
この展開に勝谷誠彦のジャーナリスト魂が燃え上がり、「問題は不正をチェックできないことと、(不正受給をうながす)口利きをする悪い連中がいること!」と大熱弁。一方、医師の友利新は、「私が『あなたは働けます』と診断すると、(生活保護が受けられなくなるので)別の病院を探す人がいる」と医療現場での体験談を語った。ただ、こんな社会派コメントばかりの【スッキリ】はおもしろくない。
●「長谷川理恵が結婚と妊娠4カ月を発表」【知り】
4月に報道されたカフェチェーン経営者・楠本修二郎氏との結婚・妊娠を発表した長谷川。自らジューンブライドを希望し、現在妊娠4カ月で出産予定は11月という。
これだけで終わらないのが長谷川の恋愛報道。元恋人として芸能リポーターの直撃を受けた石田純一は、爽やかな笑顔で「お幸せに。オシャレな家庭を築いて欲しい」と話した。さらに、楠本氏と顔が似ていると言われても、「そんなことないですよ。(楠本氏は)もっとカッコイイし、頭のいい方だと思います」とあくまでいい人だ。ただ、長谷川と東尾理子の出産予定時期が同じことを聞かされると、「不思議な縁ですね」とさすがに苦笑い。
●「田中雅美が離婚を生コメント。そして、新たな恋!?」【知り】
この日のコメンテーターは、元競泳メダリストの田中雅美。長谷川理恵の結婚に絡めて、離婚報道のコメントを求められると、「お祝いしてくれた方に申し訳ない」と謝りながらも、「今年は五輪もあるし、一生懸命仕事します」と前向きな姿を見せた。
緊張から解放されたのか、「すごいタイミングで振りますね」と苦笑いでこぼす田中雅美。そのとき、隣のアンガールズ・田中卓志が、「名字が同じなので、細かい手続きが簡単ですよ」とアプローチをかけた……が、間髪入れずに「大丈夫です」と一蹴。ベタなバラエティ番組オチで、14時台の全国放送枠を締めくくった。
●「キングコング・梶原雄太の母も生活保護を受給」【ミヤネ】
河本準一と同じ吉本興業の後輩芸人・梶原の母も生活保護を受給していたことがわかった。パート先の倒産と足の骨折が重なったことが理由というが、問題は母の住むマンションが2千数百万で購入したものであり、毎月40数万円のローンを返済していること。「マンションを売るか、貸せばいいのでは?」という一般人の感覚は通用しないのか。
【ミヤネ】は、吉本のお膝元・大阪発の番組だからか、河本のときと同様に厳しい追及はなし。宮根誠司は、「2人のことは置いといて非常に難しい問題」「もっと明らかにおかしい人に厳しくして欲しい」と敵を作らないさすがの処世術を見せた。
しかし、そんな話をしている出演者たちはいずれも高所得者だからタチが悪い。「2千数百万円のマンションに住みながら生活保護を受けているのは不自然」という高木美也子だけが、視聴者の声を代弁していた。
●「ソフトバンク、夏の新機種発表会にスギちゃん登場」【スッキリ】
ソフトバンクが、放射線値が測定できる新機種などを発表。民間の測定機と同じ精度で、重さなども他の機種と同等と聞いた加藤浩次は、「これは驚きですね」とあっさりコメント。
イベントにはスギちゃんが現れ、孫正義社長に「今が旬だぜぇ。CMで使ってみないかだぜぇ。いくらでも土下座するぜぇ」とワイルドキャラ放棄で土下座。これには、「よしやりましょう。それまで(人気が)もってね」とニッコリの孫社長。いつも通りすぐに実現させそうだ。白戸家が“ワイルド化”する日は近い!?
●「山本太郎、スピード結婚。お相手は一般女性」【スッキリ】 18歳年下の19歳女性と結婚した山本。2年前に友人として出会い、4月に再会して1カ月未満で決めたという。「反原発活動は、より一層やりますよ。守る人が増えたんだから」と意気込む山本。それが原因で前の恋人と別れただけに、理解者である新妻への愛は深いようだ。報道によると、吹石一恵に似ていて、プロサーファーの資格を持つらしいだけに、タレント性十分。どのタイミングでマスコミデビューするのか期待したい。デモ活動時の映像かもしれないが……。
●「エスパー伊東に女優の彼女。生出演で報告!」【ミヤネ】
沓名環希との交際が報じられたその日に生出演。このスピード感は「さすがミヤネ屋!」……と思いきや、実は前夜放送の『芸能★BANG+』で告白し、OKをもらっていたのだ。同番組は事前収録だけに、この日は緊急出演ではなく、前から決まっていたことだろう。
「お忙しくないところ、ありがとうございます」と嫌みから入る宮根誠司。「共演で知り合い、デートは自分から誘いました」と真顔で話すエスパー。宮根から結婚について聞かれると、「つき合ってから決めたいと思います」と語り、「何で上から目線やねん!」とツッコミを受けた。
さらに、幸せなニュースに不満顔の久本雅美が、「過去に女性とつき合ったことあるの?」と小バカにした質問をすると、「1~2年おきくらいで5~6人とつき合っています」と不要な詳細を打ち明けるエスパー。「何で私はダメなんだろうと思ってしまう……」と落ち込む久本は、キャラにしても痛々しい。そろそろやめたらいいのに。
●「大人気! オタク婚活に密着。学歴よりも好きなアニメは?」【とくダネ】
オタク婚活パーティー『アエルア』を紹介。“見た目はごく普通”の男女が集い、参加費は男性6,000~8,000円、女性2,000~3,000円という。番組によると、実はオタク男性は婚活相手として人気で、「趣味を極めるにはお金が必要、安定した仕事に就いている人が多い」「恋人にオタク趣味を言えずに破局してしまう人が多い」のが理由とのこと。
ちなみに、番組で追いかけた花屋経営の男性と、コスプレ好きの20代女性2人は、見事カップル成立! ……というか、この日のカップルはその3組だけだったし、女性2人はどんな場でもモテそうなルックスだった。どこかウソくさい内容だっただけに、小倉智昭の「いいよね。デートはアニメ見てればいいわけだから」という皮肉がいつになくハマっていた。
この写真の記事を読む→ローラ、有田哲平との交際を否定「付き合わないよ~! タイプは藤岡弘、さん」 |
●「くりぃむ有田と通い愛? 新たな女性の影も。ローラを直撃」【知り】
あるイベントに出演したローラ。リポーターたちに、いつもの調子で「(有田は)友達! 私のタイプはちがうよ~。強くて優しくて藤岡弘、さんのような人」と話した。さらにこの日報道された有田と武井咲似の女性との朝帰りについて、「有田さんはマジメな人だし、婚活してることは聞いてたから。私は全然傷つかない~」とぶっちゃけトーク。
やっぱりそうなのか……と思っていたら、芸能ジャーナリストの佐々木博之がこれに異を唱える。「否定しているけどローラは本気で、合鍵を持っている。有田は本気かわからない」。裏が取れなければ言えない思い切った発言だ。微妙な空気が流れるスタジオに、「たくさんデートをしているのはうらやましいですね!」とフォローを入れるバツイチの住吉美紀。こういうことをボソッと言えるタレントは重宝される。
●「今日、法廷で対決。離婚裁判の高嶋政伸vs美元」【とくダネ】
番組オープニングで、「この裁判よくわからないんですよね」と切り出した小倉智昭。「両者が法廷に出るケースは珍しい。こういう形を選ぶしかなかった」と異例であることを強調する笠井アナ。「調停で手を打っておかないと、今回のように細かいことやみっともないことが次から次へと出てしまう」と前田忠明も続いた。
離婚したい高嶋と、離婚したくない美元。さらに、DV疑惑、浪費癖の噂、ケンカの音声動画など、ネタには事欠かない。これだけモメているのに、美元は「高嶋に会えるのがひさびさなので楽しみ」と話しているというが、ホンネはどうなのか。「判決で『別れない』ことになったとして、一緒に暮らせるの?」という小倉に、「無理!」とピーコが声を張り上げた。
それよりも報道の度に、ノロけまくり、キスをする結婚会見の映像が繰り返し流されることの方が苦痛では?
そして、今朝の芸能トップニュースと言えば、高岡蒼佑と鈴木亜美の熱愛報道。鈴木が高岡のマンションに連泊し、マンション入口で抱き合う姿や部屋着の写真などが報じられた。二人は同い年の30歳だが、元妻の宮崎あおいといい、高岡は童顔好きなのか……。
今週は生活保護騒動で、河本準一(37歳)と梶原雄太(31歳)という2人の30代男性タレントがバッシングを受ける中、30代の女性タレントもいろいろあった。ようやく結婚にこぎつけた長谷川理恵(38歳)、思わぬ離婚を招いた田中雅美(33歳)、ドロ沼裁判が大詰めの美元(32歳)、あえて厳しい相手を選んだ鈴木亜美(30歳)。人生いろいろ、女もいろいろだ。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など