キヤノンは31日、デジタルビデオカメラ「iVIS(アイビス)」の新モデル「iVIS HF R32」を発表した。発売は6月7日で、価格はオープン。同社のオンラインショップにおける直販価格は59,980円となっている。
1月発表の「iVIS HF M52」と同様に、Wi-Fi(無線LAN)接続機能をエントリーモデルとして初めて搭載した製品。撮影した動画は、iPhoneやiPadにワイヤレスで送信できるほか、DLNA対応のテレビやパソコンで再生したり保存したりできる。無線LANの対応規格はIEEE802.11b/g/nなので、大容量のフルHD動画でも11nで高速にワイヤレス送信可能だ。
カメラ部分の主な仕様は、「iVIS HF R31」とほぼ同じで、撮像素子が有効約207万画素の1/4.85型CMOSセンサーで、記録画素数が動画・静止画ともに最大1,920×1,080ドット、レンズが焦点距離38.5~1,232mm(35mmフィルム換算時)の32倍ズーム対応、開放F値がF1.8~4.5、最低被写体照度がローライトモード時で約0.4ルクス(1/2秒撮影時)、Pモード時で約5ルクス(1/30撮影秒)となっている。
モニターは3型・約23万ドット表示の液晶方式(タッチパネル)、撮影データの記録には32GBの内蔵メモリとSD/SDHC/SDXCカードを利用できる。記録方式はAVCHDとMP4だ。
本体サイズ約W54×D115×H55mm(グリップベルト含まず)、重量は本体のみで約250g、バッテリーパックとメモリーカード、グリップベルトを含む状態で約300gとなっている。