パナソニックは31日、ワンセグチューナーとAndroidを搭載するデジタルメディアプレーヤー「UN-MT300」を発表した。発売は7月25日で、価格はオープン。推定市場価格は43,000円前後となっている。
約168gの軽量ボディに4V型のディスプレイとワンセグチューナーを備え、外出先でテレビ視聴や動画再生を行えるポータブルタイプのメディアプレーヤー。視聴中のワンセグ番組を録画したり日時を指定して予約録画したりも可能だ。録画可能な時間は、内蔵メモリ(ユーザー使用可能領域:約2.7GB)の場合は約11時間となっている。
OSにAndroidを採用しているほか、無線LAN(Wi-Fi)接続機能も備えているため、「Google Play」からアプリをダウンロードしたり、Webブラウジングを行ったりもできる。対応する無線LAN規格はIEEE802.11b/g/nだ。
「ディーガ」シリーズのチューナーで受信している番組や録画データを配信できる「お部屋ジャンプリンク」機能にも対応。1.2mからの落下に耐える耐衝撃性能や、IPX6/IPX7相当の防水性能も備えているため、録画しておいた番組を無線LAN経由で、お風呂に浸かりながら視聴するといった利用も可能だ。
そのほか、地図データやGPS受信、電子コンパス、FMラジオチューナーなども搭載しているため、アウトドアでのガイド機器兼メディアプレーヤーとして一台二役をこなせる。
主な仕様は、ディスプレイが4V型・480×800ドットの液晶方式で、受信可能な放送がワンセグ(UHF13ch~62ch)、内蔵スピーカーが実用最大出力280mWのモノラル方式となっている。再生に対応するファイル形式は、動画がH.264、MPEG-4、WMV、静止画がJPEG、音楽が3GP、MP4、M4A、MP3、WMAで、接続インタフェースはmicroUSB/USB 2.0、microSD/SDHCカード対応のカードスロット、ヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)、Bluetooth(2.1+EDR)だ。なお、本製品は前面に有効約30万画素、背面に有効約200万画素のカメラを備えている。
バッテリーは内蔵式のリチウムイオン充電池で、電池持続時間は動画再生時で最大8時間、お部屋ジャンプリンク利用時で最大6時間、ワンセグ視聴時で最大6時間、ワンセグ録画時で最大5時間30分、カメラ利用時が最大6時間だ(いずれも明るさ最小時)。
本体サイズはW68×D17.3×H138mm(最大外形寸法)、重量は約168gとなっている。