アイ・オー・データ機器は30日、スマートフォンからのアクセスに対応した容量3TBのNAS製品として、LAN+USB接続の「HDL-CE3.0B」と、LAN接続の高速タイプ「HDL-A3.0」を発表した。6月上旬より発売し、価格(税別)はHDL-CE3.0Bが30,600円、HDL-A3.0が34,900円。

「HDL-CE3.0B」

「HDL-CE3.0B」

ディスク内のファイルシステムを最適化して高速アクセスが可能な「高速読込モード」を搭載。アクセス速度は「高速読込モード」で最大52.7MB/s。

スマートフォンからのアクセスは、無料の専用アプリ「リモートリンク2」を使用(iOS版/Android版)。外出先のPCからも「リモートリンク2」のWebサイトにアクセスし、ユーザーID/パスワード/ホスト名を設定入力することでアクセスする。

USB 2.0ポート×1基を搭載し、USB接続のHDDとしても利用できる。加えて、USB機器を接続してネットワーク経由で共有できる「net.USB」機能に対応。USBの外付け型HDDを接続して本体のバックアップが行えるほか、PCを使わずにデジタルカメラやUSBメモリのデータをコピーすることも可能。iTunesサーバ機能も搭載する。

ネットワークインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1で、最大接続ユーザ数は20。本体サイズは約W45×D138×H168mm、重量は約1.2kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5~10.7。

「HDL-A3.0」

「HDL-A3.0」

アクセス速度が最大90MB/sの高速モデルで、有線LAN接続のみの対応。スマートフォンからは、アプリを使わずにブラウザベースでアクセスする「リモートリンク 2(HDL-A版)」を利用する。PCでも同様にブラウザからアクセスできる。

USB 2.0ポート×2基を搭載し、USB機器をネットワーク共有できる「net.USB」に対応。USBの外付け型HDDを接続して本体をバックアップしたり、PCを使わずにデジタルカメラやUSBメモリのデータをコピーすることも可能。USBメモリには本体の設定データも保存しておける。

ネットワークおよび録画対応のTVで録画した番組を、ネットワーク経由でダビングすることも可能。対応機種は、東芝「レグザ」、日立製作所「Woo」、シャープ「アクオス」など。スカパー! HD対応チューナーと接続することで録画も行える。同時録画/再生/ダビングは2ストリームまで。録画した番組をPCで再生できる「DiXiM Digital TV plus for I-O DATA」が無償でダウンロード提供される。

そのほかの主な機能は、省電力モード、Wake on LAN機能、FTPサーバ機能、iTunesサーバ機能、ActiveDirectory機能、ファイル共有ソフト「BitTorrent」対応、Mac OS Xのバックアップ機能「TimeMachine」対応など。

同時接続台数は、Windowsでは制限無し(推奨16台)、Mac OS Xでは16台(推奨8台)。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1。本体サイズは約W45×D138×H168mm、重量は約1.2kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003(SP1)/2003 R2/2008/2008 R2、Mac OS X 10.5以降。