資生堂はこのほど、教育評論家の尾木直樹氏監修のもと「父と子の浴育に関する意識調査」を実施した。調査の結果、父と子が一緒に入浴している場合、「父親に隠し事がない」と70%の子供が回答していることが明らかになったという。
同社によると、父親が気軽に参加できる育児場面、子どもとの入浴「パパフロ」が大きな注目を集めているという。調査は4月、全国の小学生の子どもがいる父親(25~55歳)600人、母親(23~55歳)300人、小学生の男女(年齢6~12歳)計600人(小学生は親の付き添いのもと実施)を対象にインターネットで行われた。
「パパフロ」している子どもは、父親に隠し事がない傾向が高い
父親と一緒に入浴している子どもは70.4%が、「お父さんに隠し事がない」と回答。一方、一緒に入浴していない子どもは合計48.5%にとどまった。また、「お父さんに好きな人の話ができる」とし回答した子どもは、父親と一緒に入浴する子供が29.8%だったのに対し、入浴していない子どもは14.9%と倍の開きがあることがわかった。
「だらしない父親」と思っていても、入浴している場合は「父親が好き」
また、女子の子供が「お父さんのことをだらしない」と思っている場合でも、父親と一緒に入浴する場合は合計95.5%が父親のことを「好き」と回答していることがわかった。家の中でついだらしなく振る舞ってしまっている父親も、一緒に入浴する機会を設けることで、子ども達に好かれる傾向にあることが明らかとなった。
パパフロ卒業年齢は「小学6年生」と4割の父親が回答
いつまで子供と一緒に入浴したいかという質問に対し、「子どもが小6になるまで」と回答した父親は38.8%。子供も同様に「小6になるまで」と40.3%が回答している。10年前の子どもよりも、現代の子どもの方ができるだけ長い期間お父さんとお風呂に入りたいと回答しているという。
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