ソフトバンクモバイルとウィルコムは29日、通話中の相手の声が聞こえやすくなるという「トリプルくっきりトーク」機能を搭載したプラチナバンド対応のフィーチャーフォン「かんたん携帯 SoftBank 108SH」(シャープ製)を発表した。2012年7月下旬以降の発売を予定している。

「かんたん携帯 SoftBank 108SH」(シャープ製)

同製品は、通話中の相手の声が聞こえやすくなるという「トリプルくっきりトーク」機能を搭載したプラチナバンド(900MHz帯)対応のフィーチャーフォンである。「トリプルくっきりトーク」は、周囲の音と通話の声を自動で判断し、周りの騒音を除去することで相手の声を聞きやすくする「ノイズキャンセラ」、こもったように聞こえる低い声を高音に変換しくっきり聞こえるようにする「音声強調」、声が響いてしまう現象を除去する「エコーキャンセラ」の3つの機能で構成される。

シニア向けに押しやすい大きなキーを採用したほか、よく使う機能を4つにわかりやすく分類した楽ボタンメニューも搭載。また、着信時やメール受信時に、異なった色の文字を点滅させて通知する「お知らせランプ」機能、ワンタッチで連絡ができる4つの色つきの「楽ともボタン」を装備する。

メインのディスプレイは、約2.9インチフルワイドQVGA(400×240ドット)のTFT液晶(最大26万色)を、サブのディスプレイは、1.28インチ(128×128ドット)メモリ液晶(1色)をそれぞれ搭載。有効画素数320万画素のカメラは、オートフォーカスに対応したCMOSセンサーを採用している。外部メモリは、microSDHCカード(最大32GB)に対応。本体はIPX5/IPX7相当の防水性能、IP5X相当の防塵性能を備えている。

ワンセグ、Bluetooth、赤外線通信(IrDA)などに加え、自動でメールを返信する「元気だよメール」「読んだよメール」、緊急ブザー機能を搭載。

通信面では、3Gハイスピード(下り最大7.2Mbps/上り最大1.4Mpbs)、国際ローミングサービス「世界対応ケータイ」をサポートする。通信方式は、国内はW-CDMA方式(900MHz/2.1GHz)、海外はW-CDMA方式、GSM方式(900MHz/1800MHz/1900MHz)。

サイズは暫定値で、約50(W)×18.6(H)×107.4(D)mm(折りたたみ時、突起部除く。最薄部は16.9mm)。重量は現時点では未定。カラーは、ルミナスシルバー、ピンク、ネイビーの3色を用意している。