住まい教育推進協会はこのほど、第1回「住育検定」を6月24日に実施すると発表した。同検定は、住宅構造に加え、地球環境や住宅環境に必要な知識を問う総合的な住まい検定。対象は16歳以上の一般人となる。
「人生80年、日本の住宅寿命30年。それを日本の住宅寿命を80年へ」をテーマに、日本の住宅寿命を延ばし、"使い継ぐ、住み継ぐ"意識を広めることを目指す。内容は、「日本の住文化、伝統」「住宅の構造と法規」「地球環境保全」「住まいと家庭」の4つの分野で構成される。
「日本の住文化、伝統」では、日本の住宅の歴史や伝統と、現在建てられている住宅との考え方や構造・使い方の違いについて問う。主な内容は、「エコで循環型建築である古民家」「古民家の特徴と現在の住宅との違い」「耐震と免震の考え方、住まいの構造について」など。
「住宅の構造と法規」では、住みやすい家や地震や火災に強い家、材料など構造に関する住環境について問う。主な内容は、「住宅の建築構法の種類」「家を建てる時の法律 建築基準法」「住宅が人体へ及ぼす悪影響について シックハウス」など。
「地球環境保全」では、環境問題や環境に配慮した建築について問う。主な内容は、「地球温暖化防止への日本の動き」「森林の問題」「住宅の寿命」など。
「住まいと家庭」では、住まいを家庭を築く場所とみなし、精神的に豊かに暮らす方法や、子育てや老後のために必要な知識などを問う。主な内容は、「家は社会生活の基盤」「高齢者の『住みこなし』」「動線計画とバリアフリー」など。
試験にあわせて、ライフスタイリストの永田宏美氏による講習を実施する。日程は、講習が6月24日13:00~13:10(受付)、13:10~14:40(講義)、試験が同14:40~14:50(受付)、15:00~15:45(試験)。会場は東京セミナー学院(東京都・豊島区)で、定員は100名となる。なお、試験のみ受験することも可能。
申込みは、同協会Webサイトから申込書をダウンロードし、必要事項を記入の上、FAX、郵送、メールなどにて行う。申込み期限は講習日10日前まで(受験願書・受験票等が到着しており、認定講習・試験料が振込み済みであること)。講習料は9,800円、試験料は6,000円。ただし、講習参加者は講習用教本(2,800円)を別途購入する必要がある。
このほか、試験終了後に、住育の第一人者である竹島靖氏による特別セミナー(有料)も開催する。詳細は同協会Webサイトまで。
【関連リンク】 東京都の不動産の"意外な実情"とは? 不動産屋さんに聞いた内緒の話 六本木ヒルズみたいな物件に住める!? こっそり聞いた「中国」賃貸物件の相場 |