24日から東京公演がスタートする劇団☆新感線2012年春興行 いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』(いのうえひでのり演出)の公開リハーサルが23日、東京・青山の青山劇場で行われ、藤原竜也、永作博美、高橋克実、古田新太が出席した。
左から高橋克実、永作博美、藤原竜也、古田新太 拡大画像を見る |
1980年の旗揚げ以来、数々の注目作品を公演して話題を集めてきた劇団☆新感線。2012年の第1弾となる同劇団の本公演は、神話や史実をモチーフにした時代活劇シリーズ。日本でいう南北朝を匂わせる時代を舞台に、2つの王国の陰謀と因果に翻弄されるシレン(永作博美)とラギ(藤原竜也)、さらには2人を取り囲む人々の愛憎劇を人間ドラマとして描き出す。
同劇団には初参加となる藤原竜也とともにダブル主演を務める永作博美。同劇団の舞台は、1993年の『TIMESRIP 黄金丸』以来19年振りの出演となる。「うれしいですね。ここまできたので、この先の目標に何を立てようかという感じです」と出演を喜び、「小屋が大きくなり、ファンの方も増えてることですね」と19年前との違いについて語った。
一方の藤原も「すごく面白いですね。今まで触れてなかった演劇の環境で、劇団に新しく客員として入るのも初めてのことですし、日々新たな発見があります。大変ですけど、楽しみながらやらせてもらっていますよ」と意欲満々。そんな2人を迎える同劇団看板俳優の古田は「相変わらずうちの劇団は体力的にきついですが、和気あいあいとやっています」と順調そうだったが、「和を乱すのは北村有起哉。いい役者さんなんだろうけど、よく分からないですよ、あの人は…」と話して報道陣を笑わせた。
劇団☆新感線2012年春興行 いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』は、5月24日~7月2日(5月25日、31日、6月7日、14日、21日、28日は休演)に東京・青山劇場にて公演。