山梨県身延町は、同町役場内の若手職員からの発案・企画による「町の自然を活かした婚活イベント」を開催する。第1回は7月8日開催で、県内竜ケ岳へのトレッキングを舞台に、ペアで力を合わせて達成感を味わえるイベントを予定している。

「トレッキング in Minobu」

身延町は山梨県の南に位置する、山紫水明の地。千円札の富士山で有名な本栖湖や、戦国武将・武田信玄が戦の傷を癒やしたという「下部温泉郷」、上質な書道用紙の生産地「西嶋和紙の里」など、歴史的文化資源にあふれた町として知られる。

同町では今回、この豊かな自然と文化をバックに、趣向をこらしたさまざまなイベントを通した自然なコミュニケーションや、忙しい日常を忘れて豊かな自然の中で楽しいひとときを過ごし、そこから生まれるふれあいを手助けしようと、同イベントを企画した。「平凡な日常で出会いがない」「お見合いパーティーでは時間が短くてゆっくり話せない」と思っている人たちにも楽しんでもらえるイベントにしたいという。

第1回は、山梨百名山の一つである竜ケ岳(標高1,485m)へのトレッキングを企画した。ペアでひとつの目的を共有して協力し合うことでお互いの距離も縮まり、信頼関係や絆が生まれると期待している。富士山の絶景を眺めながらのトレッキングは、経験者がリードする形でも、初心者同士が協力する形でも、すてきな経験になりそうだ。

対象は25~40歳の独身男女各10名、参加費5,000円。10月に第2回「枝豆収穫・草木染体験」、11月には第3回「宿坊散策・砂金採り体験」も企画中だ。

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