楽天リサーチは21日、同社登録モニターを対象に実施した夏のボーナスに関するインターネット調査の結果を発表した。同調査は、4月18日~19日の2日間に行われ、全国の20歳~60歳の会社員・公務員の男女計1,000名から有効回答を得た。

まず、今夏のボーナスは支給されるかを聞いたところ、「支給される予定」は67.8%、「支給される予定はない」は20.1%、「支給されるかどうかわからない」は12.1%だった。なお、昨夏のボーナスが支給された人は75.4%となっている。

ボーナスが支給される予定がある人に、昨年と比べた支給見込み額を尋ねると、最も多かったのは「昨年と変わらない」で35.1%。一方、「減りそう」という回答の合計は28.1%、「増えそう」という回答の合計は15.2%で、「減りそう」が10ポイント以上も多くなる結果となった。

ボーナスの具体的な支給見込み額を質問してみると、「30万円以上から40万円未満」が最も多く11.2%(「わからない」21.7%除く)。以下、「40万円以上から50万円未満」が10.8%、「50万円以上から60万円未満」が10.3%、「20万円以上から30万円未満」が9.7%と続いた。

支給見込み額に対する満足度については、「不満」の24.0%と「どちらかといえば不満」の38.3%を合計すると、6割以上の62.3%が支給見込み額に不満と回答。「とても満足」の4.0%と「どちらかといえば満足」の33.6%を合計した37.6%を大幅に上回った。

支給見込額の満足度

昨夏にボーナスを支給された人に、ボーナスを何に使ったかを複数選択で聞くと、1位「貯蓄」が49.3%、2位「買物」が32.4%、3位「旅行・レジャー」が28.5%、4位「生活費の補填」が26.8%、5位「ローン・借金返済」が24.3%との順に。

一方、今夏ボーナスの支給予定がある人の使用予定の1位は、昨夏同様「貯蓄」で38.2%。以下、2位「ローン・借金返済」が23.9%、3位「生活費の補填」が20.8%、4位「買物」が20.6%、5位「旅行・レジャー」が19.8%となり、上位5項目は昨夏と今夏で共通しているが、「ローン・借金返済」「生活費の補填」の2項目が昨夏よりも今夏の方が順位を上げる結果となった。

続けて、ボーナスを「買物」に使うと答えた人に、何を購入するかを複数選択で尋ねてみると、圧倒的に多かったのは「洋服・ファッション関連」で45.7%だった。

また、今夏のボーナス中、自由に使える金額について聞いてところ、20代と30代では「全額」(20代50.0%、30代34.3%)が最多となったのに対し、40代と60代の1位は「自由に使えるお金はない」(40代23.3%、60代24.0%)、50代は「1割未満」(29.4%)が最も多かった。

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