声優の水樹奈々と女優の橋本愛が21日、東京・なかのZERO大ホールで行われた、映画『劇場版BLOOD-C The Last Dark』の完成披露試写会に出席した。
左から、塩谷直義監督、水樹奈々、橋本愛 拡大画像を見る |
同作は、2000年から続く"BLOOD"シリーズの最新作で、2011年7月から放送されたTVアニメ『BLOOD-C』(毎日放送・TBS系)の最終章となっている。"BLOOD"シリーズは、普段は学園生活を楽しむ高校生・小夜(水樹)が、古きものと呼ばれる人を喰らう異形のものと戦い続けるという物語で、劇場版では、TVシリーズで裏切られた黒幕の七原文人に復讐を行うため、文人のいる闇に支配された東京で、裏社会の秘密を暴こうと奔走しているネットコミュニティ・サーラットのメンバーたちと戦いを挑む。映画は、6月2日より全国公開。
観客の大歓声の中、登場した水樹は「本当に文人は悪いヤツだなという展開(笑)。それでも、小夜は全力の愛で向かっていくので、誰でも好きになると思う」とアピール。水樹は同作の主題歌『METRO BAROQUE』も手掛けており「傷ついても愛がある小夜の観点で曲を作りました」と明かした。また、古きものに襲われ、小夜に助けられた少女・柊真奈を演じた橋本は「映画オリジナルキャラなので、BLOODファンに受け入れられるかな? と思ったけど、きっと好感を持ってもらえると思う。後半にかけての成長を見届けてほしい」と胸を張り、「声を入れたっきり、何も見せてもらってないんですけど……。色んなものが詰まった作品なので、観るのが楽しみです」と笑顔を見せた。
イベントには塩谷直義監督も出席し「実は、今日の朝5時まで編集作業をやってました」と明かし、「スタッフ全員、ギリギリまで良くしようと楽しく頑張ってきたので期待して」とPRすると、会場からは大きな拍手が贈られた。また、ヒット祈願の"幕開き"も行われ、水樹が刀を一振りすると巨大な横断幕が落ち、橋本が「打ち合わせでどうなるかと思ったけど、格好良かった!」と話し、塩谷監督が「死ぬなら水樹さんに切られたいですね」と笑わせると、水樹は「ありがとうございます!」と照れ笑い。「TVシリーズではセーラー服で歌とかも歌っちゃうような可愛い部分もあったけど、映画では野獣のようになってる。女性ならではの艶っぽいアクションシーンにも注目して」とイベントを締めくくった。