メッセンジャー/Web会議クライアント「Lync」
Office 365には、メッセンジャー機能、通話機能、ビデオチャット機能、Web会議機能などを提供するLync機能が統合されている。ただし、これを利用するにはMac版のOfficeがインストールされている状況で、Lync for Mac 2011をインストールする必要がある。
Lync for Mac 2011のインストールページヘはOffice 365から遷移できる。Lync for Mac 2011をダウンロードしていれば、利用開始もすぐだ。
Mac版Officeを持っていないとインストールできないのは難点だが、もしすでにMac版Officeを利用しているということであれば、Lyncにより業務効率化が図れるだろう。特にビデオチャット機能は魅力的である。
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これまで何度か触れてきたが、ビジネスシーンにおいては「継続できる」こと、すなわち心地よく使えることが重要なポイントとなる。OSSや、Web版など無償で提供されているOffice系アプリケーションはいくつもあり、機能も十分だが、ビジネスにおける「継続性」を考えたときにはリスクもある。
その点、Office 365は、もっとも普及しているビジネス向けOSであるWindowsのベンダーが提供しているWebサービスである。サポート対象外のブラウザもあるが、最新のものを使っていればほとんど問題なく利用できた。少なくとも1ヶ月間使った限り、問題が発生することはなかった。有償のサービスだからこそ、「継続できる安心感」が手に入るという状況がある。
Mac OS XやLinux/UNIXなど、Officeがそれほど利用されていない、または提供されていない環境でOfficeデータを閲覧したり編集するといった用途において、Office 365は力を発揮してくれる。これからMac OS Xをビジネスで活用しようと考えているのであれば、Office 365は検討に値するサービスと言える。