トヨタ自動車は16日、ニュルブルクリンク(ドイツ・ラインラント=プファルツ州)で17日から20日の期間に開催される「第40回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で、"GAZOO Racing tuned by MN"(略称 : GRMN)のコンセプトカー「SPORTS FR Concept」を展示すると発表した

GRMN SPORTS FR Concept

同コンセプトカーは、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャーを搭載して幅広い回転域での優れた加速性能を実現したほか、専用チューニングのサスペンションにより、高レベルの操縦性・走行安定性を実現。スポーツ走行の楽しさを存分に味わうことができる1台とのこと。

スタイリングは、FRらしさを強調する専用のフロントバンパーやリヤフェンダーなどにより、サーキットスポーツモデルにふさわしいデザインとしている。排気量は1,998cc、トランスミッションは6速マニュアルを搭載し、最高出力(目標値)は235kW(320ps)、最大トルク(目標値)は421N・m(43.0kgf・m)。

同社はGAZOO Racingの取り組みとして、ユーザーの期待を超える"いいクルマづくり"に向けて、LEXUS LFAや86といったFR車でニュルブルクリンクの耐久レースへの挑戦を続けているとのこと。今回の車両も"いいクルマづくり"の一環と位置付け、世界中のクルマファンのFRクーペに対する期待を検証するためのスタディモデルとして開発したという。