シャープは16日、3D対応のフルHDホームシアタープロジェクター「XV-Z30000」を発表した。発売は5月25日で、価格はオープン。推定市場価格は40万円前後となっている。
業界最多となる11種類の映像モードを選択できる、DLP方式のホームシアタープロジェクター。用意されているプリセットモードは「シネマ」「アニメーション」「スポーツ」などで、明るさや色、ガンマ補正などを任意で調整できる「ユーザー」モードも搭載する。
形状を独自に工夫したアイリス(レンズ絞り)を新たに採用することで、従来機「XV-Z17000」に比べてコントラスト比が25%向上。50,000:1の高コントラストでメリハリのある映像を楽しめる。また、250Wランプの搭載と光学系の最適化により、1,600lm(ルーメン)と高輝度化した。
3D視聴時は、カラーホイールが6倍速駆動することで、左目向けと右目向けの映像が重なり合うクロストーク(二重映り)や、色残像ノイズを極限まで低減している。なお、3D視聴に際しては、別売の3Dメガネ「AN-3DG10X」(価格:オープン、推定市場価格:1万円前後)が必要。
その他の主な仕様は次の通り。DLPチップのサイズは0.65型、表示画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)、投影画面サイズは40~500型、投影距離は40型投影時が1.3~2.5m、500型投影時が15.7~31.7mとなっている。接続インタフェースはHDMI×2系統、D-Sub×1系統、コンポーネント(RCA)×1系統、トリガー端子×1系統、3Dシンクロ端子×1系統、RS-232C端子×1系統、LANポート×1基を備える。消費電力は最大348W(リモコン待機時8.1W、省電力モード時0.35W)。
サイズはW405×D406.5×H114.5mm(突起部除く)、重量は約7.3kgだ。
なお、上下方向に50%、左右方向に20%シフトできる電動レンズシフト機構が採用されており、設置位置の自由度が高まっている。