米Hewlett-Packardは、中国の上海で開催したプライベートイベント「Global Influencer Summit 2012」において、イーサネットケーブルだけで動作するゼロクライアント「HP t410 All-in-One Smart Zero Client」を公開した。2012年8月の発売予定。

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

「Power over Ethernet(PoE)」を利用し、電力供給とデータ転送をイーサネットケーブルだけで行うため、本体に接続するケーブル類はイーサネットケーブルのみ(PoEが利用できない環境のために、ACアダプタにも対応)。

18.5型の液晶ディスプレイ(1,366×768ドット)で200cd/平方メートルの輝度を実現しながら、消費電力は最大13W。3Mが開発した特殊なフィルムを液晶に貼ることで、低消費電力と高輝度を両立している。

右側面のインタフェース類

イーサネットケーブル1本で動作

CPUはTexas InstrumentsのTMS320DM8148 ARM Cortex-A8(1GHz)、メモリはDDR3 1GB、ストレージは2GB eMMCフラッシュメモリ。インタフェースはUSB 2.0×4、Gigabit Ethernet対応有線LAN、ヘッドホン出力、マイク入力。対応プロトコルはCitrix ICA 12 with HDX、RDP 7.1 with RemoteFX、VMware View with RDP、Teradici Optimized PCoIP。

本体サイズはW44.93×D15.91×H34.1mm、重量は3.65kg。

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