米俳優のジョニー・デップとティム・バートン監督が、12日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた、映画『ダーク・シャドウ』のジャパン・プレミアに出席した。

映画『ダーク・シャドウ』のジャパン・プレミアに出席したジョニー・デップ(右)とティム・バートン監督 拡大画像を見る

映画『ダーク・シャドウ』は、米ABCテレビで1966年から71年に放送された同名テレビドラマシリーズを映画化したもので、『シザーハンズ』(1990年)から始まり、最近では『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)が日本でもヒットしたデップ&ティムのタッグ最新作。魔女に陥れられヴァンパイアにされてしまったバーナバス・コリンズ(デップ)は、200年の眠りから目を覚ましたが、かつて繁栄を誇っていた自分の名家が没落していることを知る。一家の復興を誓って奔走するバーバナスは、一家の繁栄を取り戻すことができるか――というブラック・ファンタジーで、映画は19日から全国公開予定。

レッドカーペットに、1年2カ月ぶりの来日となったデップが登場すると集まった約3,500人のファンは、悲鳴に近い大歓声。1時間近くもファンのサインや握手ににこやかに応じたデップは「いつも温かく迎えてくれてありがとう」とあいさつ。ティム監督は「家族や人生は奇妙だからこそ、愛すべきもの。そのことを伝えたい。ジョニーが初めてヴァンパイアを演じるので、楽しみにしてて!」とアピールし、デップと8本目のタッグに「毎回色んなキャラクターを演じているから、いつも違う人とやってるみたいだよ」と話した。『ダークシャドウ』の大ファンだと言うデップは「コリンズは、子どもの頃からの憧れでよく真似をしてた。一番好きな監督と一緒に夢を叶えることができて、とてもうれしい」と感慨深げで、蘇ってほしい人を聞かれると「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに会ってみたいかな」と笑顔で語った。

デップは、ステージでのトーク中もファンに向かって何度も手を振り、その度に会場は大興奮。イベント終了後、ゆっくり回れなかったブースに、急遽舞い戻ってくるなどデップの細やかなファンサービスに、集まったファンは大喜びだった。

なお、イベントには、漫画家の内田春菊、俳優の大東駿介、シンガーソングライターの平原綾香、タレントの国生さゆり・甲田英司夫妻、お笑い芸人のねづっち、映画コメンテーターのLiLiCo、『ダークシャドウ』のコスプレ隊もレッドカーペットに登場した。