ジャガーはこのほど、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットで「XJスポーツ&スピードパッケージ」によるタクシー・サービスを開始した。経験豊かなベテランドライバーによる運転で全開走行を安全に体験できる。
ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにはジャガーのエンジニアリング・テストセンターがあり、以前かららニュルブルリンク・ドライビング・プログラムを実施している。ここに新しく登場したのが、XJスーパースポーツにオプションのスポーツパックとスピードパック(ともに日本では未導入)を装着したサーキットタクシー。5.0リットルのスーパーチャージャー付きV型8気筒エンジンにより、最高速度は174mph(時速約280km)に達する。
ジャガー・ランドローバーのグローバルPR責任者であるフランク・クラース氏によると、XJスーパースポーツはモータージャーナリストを最も驚かせるモデルで、大型のラグジュアリーカーという先入観を裏切る走りを見せるという。アルミニウムボディの剛性と軽量さが、サーキット走行でも優れた走りを可能にしている。
今回のサーキットタクシーの導入は、こうしたXJの性能を証明するためのもので、経験豊かなドライバーが運転する車両の助手席に乗り込み、全開走行を安全に体験することができる。このXJはレザーシートをレース用シートに交換してあり、それぞれに4点式シートベルトが装備され、ロールケージも備わっているという。