2012年8月に9年ぶりの来日公演も決定したエミネムだが、10年ぶりの映画復帰作『サウスポー』 が、自身のニュー・アルバムの制作に専念するため延期になったという。
2002年に公開されたエミネムの半自伝的作品『8 Mile』以来初の出演映画となる本作は、ボクサーが苦境を乗り越えて再びトップにのし上がる姿を描いた作品。エミネムはこの新作で、急速に成長したライト級のボクサーがタイトルを獲得するものの、突然の悲劇に見舞われて崩れ落ちていく主人公を演じる予定だった。
本作はこれまでにもドリーム・ワークス社がプロジェクトから手を引くなどいくつかの挫折に見舞われてきたが、エミネムの故郷であるミシガン州のフィルム・コ ミッションから同地での撮影と引き換えに900万ドル(約7億2,000万円)の補助金を獲得するなど、プロジェクトは回復軌道に乗ってきたものと思われていた。
しかし、エミネムが音楽活動に専念する意向を示したため、同作を延期することになったとエミネムのスポークスマンは認めている。「彼は今は音楽に集中しています。エミネムはその間、映画を当分先送りにしたいと考えています」
2010年に7枚目のスタジオアルバム『リカヴァリー』を発表したエミネムは、昨年にイス・ダ・ファイブ・ナインと新デュオ、バッド・ミーツ・イヴィルを結成。2人のデビューアルバム『ヘル:ザ・シークエル』をリリースしている。
(BANG Media International)
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