トレンド総研は、全国の20~50代の男女500名を対象に“濃い味”に関する意識調査を実施。“濃い味”を望む一方で“健康”とのジレンマに悩んでいることや、健康面でデメリットがなければ、もっと“濃い味”を選ぶということがわかった。
「“濃い味”商品」、すなわち、「商品名に『濃い』、『濃厚』などのワードを含み、味の濃さを売りにする商品」について、57%が「購入したことがある」と回答。女性の76%は「最近“濃い味”商品が増えている」と感じていることがわかった。
また、「『濃い味派』か『薄味派』か」という質問では、「濃い味派」が51%、「薄味派」が41%で、「濃い味派」が多数派だった。
「濃い味派」が答えた「濃い味」が好きな理由として最も多くあがったのは「おいしいから(63%)」で、「満足感があるから(55%)」、「ぜいたくな気分になるから(21%)」と続く。一方、「薄味」が好まれる理由としては、味覚だけの要因ではなく、健康や食習慣の要因が多く挙げられた。
そこで「濃い味」はおいしいと思うかと聞くと、「濃い味派」は96%、「薄味派」も50%がおいしいと思うと回答。「薄味派」の2人に1人が「濃い味」をおいしいと認める結果になった。
また、「濃い味」に抱く健康面のイメージについて、「濃い味派」も「薄味派」も、8割近くの人が「濃い味」は健康に良くない、というイメージを持っている。しかし、そう思いつつも、「濃い味」選んでしまったことがある人も77%にのぼり、食べた後に後悔をした経験があることがわかった。健康面でのデメリットがなければ、もっと「“濃い味”」を選ぶか、という質問には89%が「思う」と答えている。
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