パイオニアは9日、「BASS HEAD」シリーズのヘッドホン3モデル「SE-MJ751」「SE-MJ721」「SE-CL711」を発表した。発売は5月中旬。希望小売価格は、SE-MJ751が8,800円、SE-MJ721が4,400円、SE-CL711が2,500円となっている。

BASS HEADシリーズは、低域再生能力とファッション性の高さを特徴とした密閉型ヘッドホンだ。現在、「SE-MJ541」と「SE-MJ521」の2モデルがラインナップされており、今回のラインナップ追加で、計5モデルとなる。

「BASS HEAD」シリーズの最上位モデル「SE-MJ751」

低域用と中高域用の2基のドライバーを搭載しており、低域のレベルコントロールも可能だ

シリーズ最上位モデルのSE-MJ751は、低域用の40mm径ドライバーと中高域用の30mm径ドライバーを装備した2Way構成を採用する。また、低域のレベルを調節できる「BASS LEVEL CONTROL」機能を搭載。SE-MJ751にはスピーカーでいうネットワークのような機構が組み込まれており、BASS LEVEL CONTROLでは、低域用ドライバー側の抵抗値を調整することで、低域の出力をコントロールしている。パイオニアによると、100Hz付近で最大10dB程度の調節が可能だとのことだ。

40m径のドライバーを採用する「SE-MJ721」

インナーイヤータイプの「SE-CL711」

SE-MJ721は、40mm径のユニットを採用したモデル。SE-MJ751では、本体カラーはブラックのみだが、SE-MJ721はブラック、レッド、ホワイト、ブラウンの4色のカラーバリエーションを展開する。

SE-CL711は、同シリーズとしては初めてのインナーイヤータイプ。インナーイヤータイプとしては大口径の10mm径ドライバーを採用することで、低域再生能力を高めている。カラーはブラック、ホワイト、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーンの7色が用意される。

コード長はいずれも1.2mで、SE-MJ751は着脱式の片出し、SE-MJ721は片出しで、SE-CL711はY字型だ。最大入力は、SE-MJ751とSE-MJ721が1,000mWで、SE-CL711が100mW。再生帯域は、SE-MJ751が8Hz~28kHz、SE-MJ721が6Hz~28kHz、SE-CL711が8Hz~22kHzとなっている。

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